今回は、地方出身の25歳女性・**彩さん(仮名)**が、番組ディレクター/アシスタントディレクター(AD)に転職し、東京で新しい道を切り開いたストーリーをご紹介します。

同じように「テレビ業界に飛び込みたい」「地方からの上京が不安」という方の背中を押す内容になれば嬉しいです。


◆ 地方で働きながら、ずっと心のどこかにあった“テレビの世界”

彩さんがもともと働いていたのは、地方の一般企業。
事務業務が中心で、安定はしているものの、どこか物足りなさを感じていたといいます。

高校生の頃、「好きな番組を作っている人たちってどんな仕事をしているんだろう?」と興味を持ち、
大学時代には学園祭のイベント運営で“作る仕事”にワクワクを感じた彩さん。
それでも、周囲にはテレビ関係者もいないし、都会での生活も不安で、一歩が踏み出せずにいました。


◆ きっかけは、深夜に見たメイキング映像

ある日、好きなバラエティ番組のメイキング映像をYouTubeで偶然視聴。
照明、撮影、ディレクション、そしてADが走り回る姿。

「こんな仕事に関われたら、きっと毎日がもっと刺激的だ。」

その瞬間、心がふっと軽くなり、「上京して挑戦したい」と思ったそうです。


◆ 未経験・地方・25歳。3つの不安との戦い

彩さんは転職サイトでテレビ制作求人を検索し始めました。
すると、思った以上に “未経験可”“20代歓迎” の募集が多いことに驚きます。

ただし、不安は尽きません。

  • 東京での生活費

  • 体力が必要な仕事についていけるか

  • 未経験でも本当に通用するのか

悩みながらも、彼女は上京を決意。
「やらない後悔より、やってみてつまずく方がいい」
そんな思いが強かったと言います。


◆ そして迎えた採用面接。“覚悟”が伝わった瞬間

面接で彩さんが語ったのは、たった一つの想い。

「自分が見てきた番組を、今度は“作る側”として支えたいです。」

この素直な言葉に、面接官は「未経験ならではの熱量」を感じたそう。
結果は 内定
上京からわずか2週間後、彩さんはテレビ番組制作会社の一員になりました。


◆ 初めてのロケ現場で感じた“テレビはチームだ”という実感

入社して最初の仕事は、ロケ現場での雑務。
荷物運び、スケジュール確認、食事の手配、出演者への案内……。

覚えることは山ほどあり、ときには涙が出そうになる日も。
それでも、ディレクターが言ってくれた一言が彼女を支えました。

「ADがきちんと動いてくれるから、番組は進むんだよ。」

その日、帰り道の電車で、ふと胸が熱くなったそうです。
「大変だけど、この仕事が好き」
そう確信できた瞬間でした。


◆ 25歳からの挑戦は“遅くない”。むしろ武器になる

彩さんは今、ディレクターになることを目標に日々奮闘中。
地方での経験やコミュニケーション力が、思った以上に現場で役立っているといいます。

「25歳で転職しても遅くなかった。
 覚悟を決めて飛び込む年齢としては、むしろちょうどいい。」

彼女の言葉には迷いがありません。


◆ 最後に:あなたの物語も、ここから始まる

地方からの上京。未経験からのテレビ業界。
どちらも勇気が必要ですが、彩さんのように一歩踏み出せば、必ず景色は変わります。

あなた自身の“転職ストーリー”も、未来で誰かの背中を押すものになるはずです。

彩さんの場合、上京してから転職を成功させましたが、転職(採用)が決まってから上京するパターンの方が多い印象です。

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国家資格キャリアコンサルタント
石川かおり