某エンターテインメント関連企業の給湯室にて。

男性の声「さっきの方、どんな感じだった？」
女性の声「う～ん、会釈もしないし、あんまり感じ良くなったかなぁ・・・」
男性の声「そう、じゃあダメかもね」

この日、私は求人の打ち合わせでお邪魔していたのですが、別室では面接が行われていました。

どうやら給湯室での会話は、面接に来ている方についてだったようですが・・・。

後で話を聞いたところ、この女性は面接前にお茶を出したそうなのですが、応募者の男性はお礼も会釈もなく、女性の存在を完全にスルーしたらしいのです。

応募者の男性は、お茶を出してくれた女性は選考に関係ないと思ったのでしょうか。

しかし、この女性。

社歴が長く、人事部でもかなり頼りにされている存在で、彼女の意見が合否に影響すると言って良いほどです。

面接官はお茶を出した時の印象を彼女に聞いてから面接室に入っていくのが恒例となっていました。

思った通り、応募者の男性は面接官には非常に愛想が良く、お茶を出した女性への対応とはまるで違ったそうです。

人によって態度を変えるというのでしょうか、単にマナーが悪いだけなのか、こんな時に人は素が出てしまうものです。

このような話は本当にたくさん転がっています。

家を一歩出たら選考スタート！？

面接室に入るまでのマナーも選考の一部だと思って臨むべきなのです。

下記はこれまでに企業の方から聞いた、実際にあった「こんな応募者は採用したくないあるある」です。

受付の女性に対して挨拶が出来ない。

待合室でスマホを無暗に触る。（面接準備などではなく）

面接が始まるまでイヤホンで音楽を聴いている。

待合室に通してくれる社員に対して挨拶もお礼も言わない。

企業に着くまでの間、ガムを噛みながらダラダラ歩く。

電車の中でメイクにいそしむ様子を面接官に見られた。

企業のエレベーター内でスマホでおしゃべりをする。

キャリアトレインの就職・転職サポートでも同じようなことがありました。

面接同行で訪問先企業の最寄り駅で応募者（登録者）と待ち合わせることがよくあるのですが、、、

歴代で最もドン引きしたのは、喫煙所でもないのにタバコを吸いながら待っていた応募者です。

あとは、しら～と待ち合わせ時間に遅れてきて何も言わない応募者もいました。

面接に連れていくまで見抜けなかった私も悪い(>_<)のですが、サポートする気が失せてしまうのが本音です。

どこで何を見られているのか恐怖に感じる方もいるかもしれませんが、社会に一歩出ればそういうものです。

素の姿を見ても一緒に働きたいと思える方か、会社の看板を背負って外に出しても大丈夫な方なのか。

いつでもどこでも節度を持った行動をしたいものです。

＜石川かおり＞