ホントに週休2日??○○番組制作の仕事

2019年6月10日

働き方改革

「思ったよりホワイトで安心しました。」

某キー局子会社から内定を得て、人事部からの説明を終えてきたHさんのコメントです。

Hさんは、報道番組のアシスタントディレクターとして夏から勤務することが決まりました。

営業職としてきちんとした社会経験を積んでいるHさんは、思い通りの転職を成功させることが出来ました。

強い覚悟を持ったHさんでさえ、テレビ番組制作の働き方には不安を抱いていました。

休みがあまりないのではないか?残業が多く、家に帰れないこともあるはず。

ところが、人事部からの説明によると、【原則週休2日制、祝日、夏期休暇、年末年始、育児・介護、慶弔、有給】【勤務時間はシフト制で決まっている】【残業代支給】などなど。

Hさんが覚悟していたこととは真逆の働き方だったのです。

テレビ番組制作で本当???と思われる方は多いのではないでしょうか。

週休2日の番組制作

会社の方針や担当番組の特性、それぞれのポジションにもよりますが、上記のような働き方をしている番組制作スタッフはいます。

“テレビ局”の中で働く、“報道番組”(一部の情報番組も)の制作スタッフの場合、週休2日(シフト制・8日以上)で勤務している方がとても多くなってきました。

日本テレビ、TBS、フジテレビ・・・etc

「働き方改革」は各テレビ局で本腰入れて取り組んでおり、まずは報道番組から進んでいるようです。

主に、番組制作会社や派遣会社からテレビ局に派遣・出向で来ているスタッフを対象に労務管理を徹底しており、勤怠システムを導入しているテレビ局もあります。

休日だけではなく、勤務時間も管理されており、下記のような働き方をしているアシスタントディレクターもいます。

(例)
「TV業界に興味はあるけど、ハードだから…」
それは一昔前の話。いまは労働環境も随分と改善され、
例えば『ひるおび!』担当の女性ADは7:30に出社し、
14時のオンエアーとランチを経て16時半には退社しています。
プライベートを充実させたい方も無理なく続けられる環境です!

出典:(株)ネバーストップ『TOKYO働き方改革宣言企業』認定企業

報道番組でやりたいこと

そうは言っても、「休みがあるし、残業少ないし」で報道番組に就きたいというのはあまりお勧めしません。

ニュース速報や緊急地震速報などが入ると、放送中の番組にテロップが入ったり、番組の途中で速報番組に切り替わることもあるほど、報道(ニュース)はテレビの中心です。

それほど重要で、速報性や正確性、信頼性、社会性、倫理感などを求められる報道番組に携わるのに、労働環境だけで選ぶのはご本人的につまらないのではないでしょうか?

冒頭のHさんのように、「報道番組を制作したい!」と志望する方は、下記のような想いを抱いています。

「社会をよくしたい」
「○○の現状を伝えたい」
「世の中で起きていることを広めたい」
「事件をスクープしたい」
「記者になりたい」 などなど。

これまでに報道番組を希望する方の就職・転職をサポートしてきましたが、本当に様々な志しを持った方がいました。

大それたことや、小難しく考える必要はありません。

ご自身にとって報道番組の制作が何かしら意義のある仕事として取り組むことが出来れば、ADからスタートして、その先に何かが見えてくるのではないでしょうか?

就職・転職サポート応募

≪石川かおり≫

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