意外に?多い退職理由「仕事についていけない」

2019年1月9日

ついていけない

年末で社員が2名辞めてしまったという番組制作会社の社長とお話をしました。

1人は1年、もう1人は1年ほど勤務していたらしいのですが、退職理由を聞くとどうしたものかの答えが返ってきました。

社長「結局、ついていけなかったんだよね・・・。」

ADの仕事は番組制作の第1歩なので、ほとんどの方が知識や経験ゼロでスタートします。

みんな同じ条件でスタートしたはずなのに、ついていけない方がいるのはどうしてでしょうか?

実はこの会社だけではなく、「ついていけなかった」という理由で辞めてしまったADさんの話を何人からも聞いたことがあります。

具体的にどのようなことで「ついていけない」と感じるのでしょうか。

仕事についていけないと思う理由

・他の社員と比べてしまう
⇒みんなは出来るのに自分だけ出来ないと感じる

・未経験で入社した
⇒専門的な話になると会話に入れない

・職場の雰囲気が合わない
⇒周りのやる気の高さに合わせられない

・具体的な目標がないまま入社した
⇒何を頑張れば良いのかわからない

・仕事のボリュームが多すぎる
⇒処理能力が追い付かずパニック状態

例えば、番組ADの仕事には、企画会議などでホワイトボードに書き出す係りがあります。

タレントの名前など、漢字が正確に書けなくて怒られたなんて話も聞きます。

ちょっとした出来ないが積み重なって、「仕事についていけない」と思うようになる方もいます。

番組制作の仕事だけではなく、他業界・他職種でも上記のような理由で仕事についていけないと悩んでいる方はいるかと思います。

精神や身体の不調をきたすほど悩んでしまう方もいますが、そうならないようにするのはどうしたら良いでしょうか。

仕事についていくには

・相談する
⇒1人で悩まず、上司や同僚などに話してみることが重要

・苦手な部分ばかり見ないで得意分野を見付ける
⇒人にはそれぞれ長所があるはず、得意なことを伸ばすことに重心を置いてみる

・今の会社のやり方を覚える
⇒前の会社とやり方が違うと戸惑うことも、まずは今の会社のやり方を受け入れてみて

・仕事の全体像を理解する
⇒仕事の起承転結を理解すれば、自分の役割や頑張りどころ、楽しさが見えてくるはず

・出来なくて当たり前だと思う
⇒中途で入社しても新卒入社の新人と同じだと開き直って

番組制作ADの仕事で言うと、頭で考えることが結構求められます。

言われたことが出来るのは当たり前で、1歩も2歩も先を読んで行動するようにしないと“デキるやつ”にはなれません。

ただ、最初から“デキるやつ”はごく稀です。いないとは言いません、やたら器用な人はいるものです。

「ついていけない」と思い込んでいるだけということに気付かず、辞めていってしまう方がいるのは残念!

私も最初に入った会社で「ついていけない」と感じた経験があります。

服装の種類が他のみんなと違ったからです。

私は当時、スーツでバリ営業系だったのですが、他の女子社員はナチュラル系のおしゃれな子ばっかりで。

勝手に疎外感を感じたものです。

本当にくだらない理由ですよね?

ついていくもなにも、ついていく必要ないし。

でもそんなものです。人それぞれに悩みのツボがあります。

少しでも皆さんの悩みが和らぐよう、どうぞ気軽に話してみてください。

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≪石川かおり≫

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