≪退職≫激流!同期が辞めていく流れ!
2018年度の新卒が今年4月に入社しましたが、すでに「新卒が辞めた」という会社の話もちらほら聞こえてくるようになりました。
早々に辞める新卒の話は毎年聞きますが、昨今の超売り手市場ではそんな話が多くなったような気もします。
出典:平成26年3月卒業者の就職後3年以内離職率(厚生労働省)
平成28年度3月卒については就職1年後の離職率は、22%というデータもあります。
少し前までは、13.1%程度だったのですが、増えているようです。
出典:新規大卒就職者の事業所規模別就職3年後の離職率の推移(厚生労働省)
就職して早々に退職したくなる理由として、このようなことが挙げられています。
・時間外労働が多い
・社風に不満
・給与が低い
マスコミ業界の退職理由
番組制作会社やエンタメ企業に就職した新卒も、早々に退職する方は少なくありません。
退職した後で、キャリアトレインの就職サポートへ相談に来られる方は多いのですが、こんな退職理由を多く聞きます。
・休みが少ない
・勤務時間が長い
・人間関係
・思っていた仕事と違った
・労働の割に給与が少ない
これらは、新卒に限らず中途の方からもよく聞く退職理由ですが、新卒の場合は退職の波に乗ってしまうある現象もあります。
「同期が辞める」
同年代で一緒にスタートした仲間が辞めていくことは、想像以上に心細いものです。
“つられる”というわけではないのでしょうが、同期が辞めることで一緒に気持ちが傾くことはあります。
自分は自分
某番組制作会社では、今年の新卒10名のうち、すでに4名が退職したそうです。
まだ2~3名が退職意思を示しているそうで、会社としては頭を抱えています。
新卒10名はとても仲が良かったようで、退職の流れもみんなで作ってしまった感があります。
一方、別の番組制作会社では新卒6名が辞める気配もなく頑張っているそうです。
17年卒、16年卒の新卒達も退職しておらず、先輩アシスタントディレクターとして頑張っています。
こちらの会社の新卒もみんな仲が良いそうなのですが、同期で励まし合い、前向きな方向で意見が一致しているようです。
同期が辞めると自分も何となく引っ張られそうになりますが、そんな時は思い出して欲しいのです。
「自分は自分」
・入社前の目標は何だったのか?
・辞めたい理由は正確なのか?
・同期以外に相談出来る人はいないのか?
人のことなんて本当はどうでも良くて、良い意味で自分本位で物事を考えるべきこともあります。
退職した後
退職後、必ずしも同期と同じ道に進むわけではありません。
「3ヶ月で辞めた」という看板を背負って、自分1人で道を見付ける必要があります。
若いうちは選ばなければ仕事はいくらでも見付かるかと思いますが、やりたかったことを見失ったままの就職活動は不安が残ります。
勢いまかせに辞める前に、是非ご相談を・・・。
≪石川かおり≫