「感動したっ!」

またもや古いセリフから始まる今回のブログですが、
本当に嬉しい出来事があったのでご紹介します。

この3月に都内の四年制大学を卒業し、
某イベント企画・制作会社に入社したOさん(22歳)は、
聡明で非常に信頼のおける女性です。
同じ新卒と比べて、バイタリティの違いは歴然としていました。

なぜ卒業間近になるまで就職先を決めていなかったのか、
それは自身の目標や希望がハッキリしているゆえに、
一切の妥協をしてこなかったからなのです。

実際、受けた会社からはほとんど良い結果を得ており。
それこそ有名な大手企業でもチャンスはありました。
ただ、Oさんはそういった基準ではなく、
自身のやりたいことを優先していました。

ただただ、わがままな希望を言っているわけではなく、
納得のいく志望動機があり、夢を叶える為の努力をしていました。
実際にアルバイトとして、業界に入り込んだり、
企画書を何本も書いて提出したり、
求人募集の探し方も徹底的に行っていました。

そもそも人としてのベースが他の新卒よりも出来ているうえに、
その新卒たちよりもやる気が伝わるアピールをしているのだから、
就職活動の時点でもOさんはどんどん成長していくようでした。

そんなOさんがキャリアトレインの就職サポートの為に来社。
すでに2月に入った頃でした。

何社が最終面接を残していましたが、
キャリアトレインの求人が気になったそうなのです。

それこそが、今回Oさんが就職した、
イベント企画・制作会社でした。

前職で華麗な実績を残してきた社員の集まりで、
設立2年目にしてすでに大きな仕事を何本も手掛けている新鋭企業です。

面接では社長、若手社員、
同性と話した方が安心するだろうという配慮により、
女性社員の方も参加してくれました。

約1時間の面接を2回行い、
この会社の魅力にすっかりOさんは惚れ込みました。
他の企業の選考はストップし、
この会社に入りたいと十分思ったのです。

惚れ込んだのは会社も同じでした。
「Oさんと一緒に働きたい」という気持ちを何と形で表してくれました。

ある日Oさんの自宅に社長からの手紙が届きました。

手紙はOさんの両親宛だったのです。

いくら成長が見込まれている企業だとは言え、
設立2年目のベンチャー企業です。
Oさんのご両親が心配しないようにと、
会社からの説明と誠意を伝えてくれたのです。

そこまでする会社は初めてです。
この話をOさんから聞いた私は感動して言葉も見つかりませんでした。

新入社員が初めて出社しても、
席も用意されていない、
入ることを周りの社員は知らされていない、
だからどうしたら良いかわからないからほったらかし、
初日から孤独な新入社員。

こんなパターンを嫌って程聞いてきた私にとって、
感動しないわけがありませんでした。
入社から1週間経って、社長からメールを頂きました。
そこにはOさんに対する賛辞が書かれており、
さらに嬉しい気持ちになりました。

本当に良い人材を採用したいのならば、
会社の方も誠意を持って接するべきだと、
改めて実感しました。

社員への気持ちはそのまま跳ね返ってくるのです!

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≪石川かおり≫