人材紹介会社（転職エージェント）を選ぶ際、どのようなことを基準にしますか？

「求人数の多いところ」
「応募したい求人が載っているところ」
「転職したい業界や職種に強いところ」
「口コミの評判が良いところ」
「大手の人材紹介会社」
「一度利用したことのあるところ」

このような選択基準があるかと思いますが、どれも間違いではありません。

ただ、この中で人材紹介会社的カラクリがあることがいくつかあります。

特に求職者の皆さんにとって「なんだよ（怒）」と思うようなことをご紹介します。

ダミー求人で求職者を釣る

本当は募集していないのに、求人としてサイトに掲載している、いわゆる・・・

ダミー求人
カラ求人
架空の求人
嘘求人！！！

このような求人をサイトに掲載している人材紹介会社や求人サイトは存在します。

客寄せパンダ的に魅力的な求人を掲載し、求職者を引き寄せようとするわけです。

不動産業界なんかでも『おとり物件（実際に存在しない物件）』なんていうのもありますね。

人材業界（人材紹介会社、派遣会社、求人サイトなど）の一部の会社では、同業他社の求人情報を見て、自社サイトにダミー求人としてシラッと載せてしまうのです。

ダミー求人を1日8時間ひたすら作成する部署がある人材紹介会社の情報も！

キャリアトレインでも以前「アレ？」って思うことがありました。

某エンタテインメント企業A社では、人材紹介会社を利用して採用活動を行ったことがない為、依頼する人材紹介会社は1社に絞っていました。

そこでキャリアトレインに白羽の矢が立ったのですが、ある時同業他社の求人を見たら、明らかに某エンタテインメント企業A社の求人が載っていました。

求人文の表現など、細部に至るまでそっくりそのまま。

某エンタテインメント企業A社に確認したところ、キャリアトレイン以外には依頼していないと言います。

これがダミー求人というやつなわけです。

ですので、「求人数の多いところ」「応募したい求人が載っているところ」だけでは判断出来ないのです。

故意ではないダミー求人

キャリアトレインでもあるのですが、「募集を終了している求人を掲載している」ことです。

毎日求人企業に対して、募集の有無を確認しているわけではないので、タイミングによっては終了してしまった求人も載せていることがあります。

もちろん、求職者とコンタクトを取る前に求人企業に確認します。

求職者のお目当ての求人がないのに登録面談に呼んで、「その求人は終了してしまいましたが、他にお勧めの求人があります」と別の求人に誘導することはありません。

よく、「ずっと掲載している求人はダミー求人だ」という判断基準をネットで見かけることがあります。

そうかも知れませんが、例えばキャリアトレインの場合はこんな事情があります。

・採用人数が多い
・採用のハードルが高くなかなか決まらない
・優秀な人材がいたら採用したい随時募集求人

すぐに就職・転職したいと思っている求職者にとってはマイナスな情報の場合もあるので、これも事前にお伝えしています。

嘘の求人内容（雇用条件など）を載せて応募者を増やそうとする人材紹介会社や求人サイトは言語道断ですが、数ある求人の中には様々な事情があるものもあります。

まずはお問い合わせ頂ければ、説明させて頂きます！

＜石川かおり＞