すっかりテレビ業界人!感動の元登録者との再会!
テレビ番組制作会社や芸能プロダクション、イベント企画制作会社などのクライアントを訪ねると、以前その会社に紹介した元登録者と再会することはよくあります。
「おおっ~!○○さん!!」
気がついて挨拶に来てくれる方もいれば、こちらから声をかけさせてもらう場合もあります。
すっかり業界人の体を成している方もいますが、皆さん一様にはにかんだような笑顔を見せてくれます。
私はたいしたことはしていませんが、業界に送りこませて頂いた側としてはこの上なく嬉しい瞬間です。
今日もまた、某番組制作会社で嬉しい再会がありました。
25歳で上京したアシスタントディレクター
今年初めに、主にバラエティ番組を制作している会社にアシスタントディレクターとして入社したSさん(25歳)。
北関東の実家で暮らしていたSさんは、高校を卒業してから約7年間、食品関係の会社に勤務していました。
テレビ番組制作に興味を持っていたSさんは、東京の専門学校に進学する選択肢もありました。
しかし、両親の理解や金銭的な問題もあり断念。
それから7年、地元の会社に就職してそれなりの待遇も得られるようになっていました。
ところがSさんにはある計画がありました。
「お金を貯めて東京に行く」
正社員として真面目に働いてきたSさんは上京資金を作り、25歳で番組制作会社への転職を果たしたのです。
キャリアトレインの就職・転職サポート面談に来てくれたのは入社から半年前のことでした。
半年の間に、番組制作会社の選考、上京先の選定、退職の段取りなどを何度も何度もメールのやり取りをしました。
数ヶ月も入社を待ってくれた転職先の番組制作会社の理解が大きかったのですが、やはり地方在住で現職中の方はある程度の余裕を持った転職活動は必要です。
勢い任せに上京される方もいますが、きちんと考えて心の準備をすることも大切だと上京組の様子を見ていると感じます。
あれから約1年が経とうとしていますが、今日再会したSさんはすっかり一人前のアシスタントディレクター然としていました。
これから大量のテープを映像編集所(ポストプロダクション)に運ぶそうです。
小柄なSさんですが、何だか頼もしい姿に感動しました。
見違えた!アシスタントディレクター
一瞬、、、誰だかわかりませんでした。
ある番組制作会社の近くを歩いていた私に声をかけてくれたのは、アシスタントディレクターのK君でした。
数年前にキャリアトレインの就職・転職サポート面談を訪れたK君。
番組制作のアシスタントディレクターとして3年ほどの経験を持っていたK君ですが、派遣契約で番組や会社を転々としてしまい、ディレクターになれるタイミングがわからなくなっていました。
そこで、腰を落ち着けてディレクターを目指せる会社に転職することになりました。
転職して2年後にディレクターに昇進したと聞いてはいたのですが、アシスタントディレクターだった時のK君しか知らない私には別人に見えたのです。
今の会社に転職して3年目になるK君は、会社のメイン番組を担当しているそうです。
実はK君、以前の会社ではディレクターからのいじめにあったいました。
少しおどおどした態度で口ごたえなど絶対にしないK君は格好の標的になってしまったのです。
今の会社ではみんな優しくて、K君はのびのびと番組制作に専念出来ているそうです。
こんな話を聞く時も嬉しい瞬間です。
いつの間にかいなくなることも!?
クライアント先で元登録者に会えると思っていたら、すでに辞めていたという衝撃を受けることもあります。
クライアントは「事後報告でごめんなさい」なんておっしゃってくれますが、入社してから何年も経っていたら仕方ありません。
紹介後に1人1人をなかなか追いかけられずにいるこちらが悪いのです。
私が人材業に就いて5年目くらいの時までは、「アシスタントディレクターからディレクターになった」方はほぼ皆無でした。
その頃よりも多くの時間が経った現在は、「ディレクターになった」「プロデューサーになった」という嬉しい報告が聞けるようになりました。
人材業の醍醐味は、内定が出た時と紹介した方の成長が見られた時。
業界にいるたくさんの先輩たちの後に続くような後輩をどんどん送りこみたい!!!
《石川かおり》