
「テレビやエンタメ業界で働いてみたい」
「未経験だけどマスコミ業界に挑戦できるの?」
「20代のうちなら間に合う?」
そんな相談を受けることがよくあります。
実際、マスコミ・エンタメ業界は未経験から挑戦できる職種も多く、20代であれば異業種から転職を成功させている人も少なくありません。
一方で、華やかなイメージだけで飛び込んでしまうと、現実とのギャップに苦しむケースもあります。
また、未経験採用には「年齢」という大きな壁があるのも事実です。
今回は、20代未経験でマスコミ業界を目指すメリット・デメリット、そして「挑戦するなら早い方がいい理由」について説明します。
マスコミ・エンタメ業界は未経験からでも挑戦できる
テレビ、配信、芸能、イベント、映像制作など、マスコミ・エンタメ業界にはさまざまな仕事があります。
特に20代であれば、
- 番組制作アシスタント
- 配信・動画制作スタッフ
- デジタイズ・アーカイブ業務
- 芸能プロダクションのマネージャー
- イベント運営スタッフ
- 制作進行
- SNS運用・Webコンテンツ制作
- 広告制作アシスタント
など、未経験歓迎の求人も一定数存在します。
企業側も「経験より人物重視」「これから育てたい」という考えで採用するケースが多く、社会人経験やコミュニケーション力、素直さなどが評価されることも珍しくありません。
20代未経験でマスコミ業界に入るメリット
1.若いうちに幅広いスキルが身につく
マスコミ・エンタメ業界では、ひとつの仕事だけでなく、
- 企画力
- 調整力
- コミュニケーション力
- スケジュール管理能力
- 情報収集力
- トラブル対応力
など、多くのスキルが求められます。
現場では毎日違う課題に向き合うため、20代のうちから成長スピードが速い人も多くいます。
「気づいたら他業界でも通用する力が身についていた」という人も少なくありません。
2.好きなことを仕事にできる可能性がある
テレビ番組や配信コンテンツ、音楽、芸能、スポーツ、イベントなど、自分が興味を持ってきた分野に関われるのは大きな魅力です。
もちろん「好き」だけでは続きません。
しかし、
「自分が携わった番組が放送された」
「担当したイベントが成功した」
「推しの業界で働けている」
という達成感は、他業界ではなかなか味わえないものです。
3.人脈が広がる
マスコミ・エンタメ業界では、
- 制作会社
- テレビ局
- 広告代理店
- 芸能プロダクション
- イベント会社
- 配信会社
など、多くの人と関わりながら仕事を進めます。
20代のうちから幅広い人脈を築けるため、その後のキャリアの選択肢も広がります。
将来的に、
- 映像制作
- Web業界
- 広告業界
- PR業界
- 芸能プロダクション
- デジタルマーケティング
などへキャリアアップする人もいます。
4.AI時代でも「人」が求められる仕事が多い
近年はAIの進化によって仕事が変わりつつあります。
しかし、
- 人と人との関係づくり
- 現場での判断
- 出演者やクライアントとの調整
- アイデアを形にする企画力
などは、人間ならではの価値が大きい部分です。
特にエンタメは「人を楽しませる仕事」。
技術が進化しても、人の感性やコミュニケーション能力の重要性は変わらないでしょう。
20代未経験でマスコミ業界に入るデメリット
1.決して楽な仕事ではない
華やかなイメージを持たれやすい業界ですが、実際は地道な作業の連続です。
- 長時間勤務になることもある
- 急な予定変更が発生する
- 体力が必要な現場もある
- 地味な裏方業務も多い
最初から「クリエイティブな仕事だけできる」と思って入ると、ギャップを感じることがあります。
2.収入面で苦労することもある
未経験からのスタートでは、年収が上がるケースはほとんどありません。
むしろ、
「年収は下がったけれど、やりたい仕事を選んだ」
という人もいます。
短期的な収入よりも、
「どんな経験を積めるか」
「将来的にどんなキャリアにつながるか」
という視点で考えることが大切です。
3.最初は雑用やサポート業務が中心
新人時代は、
- 資料作成
- リサーチ
- データ整理
- 機材準備
- スケジュール管理
など、裏方の仕事が中心になります。
しかし、こうした仕事を経験することで現場全体を理解でき、将来的な成長につながります。
4.年齢が上がるほど未経験転職は難しくなる
これが最も重要なポイントです。
マスコミ・エンタメ業界の未経験採用は、基本的に「若手育成」が前提です。
そのため、
22~26歳
比較的求人が多く、未経験採用のチャンスも豊富。
27~29歳
まだ十分可能性はあるものの、求められるレベルは高くなる。
30歳前後
未経験歓迎求人は大きく減少。
30代半ば以降
例外は稀にありますが、専門経験や実績が求められます。(即戦力採用)
企業側としては、
「これから数年かけて育成できる人材」
を求める傾向が強いため、年齢が上がるほど選択肢は少なくなっていきます。
つまり、
「いつか挑戦したい」ではなく、「挑戦するなら今」が重要な業界なのです。
「興味がある」なら20代のうちに動く価値がある
転職相談をしていると、
「もっと早く動けばよかった」
「30歳になる前に挑戦しておけばよかった」
という声を聞くことがあります。
一方で、
「25歳で思い切って業界を変えてよかった」
「未経験だったけれど、今では好きな仕事に携われている」
という人もたくさんいます。
大切なのは、
「絶対に転職しなければならない」
ということではありません。
まずは、
- 業界研究をする
- 求人を見てみる
- 情報収集を始める
- キャリア相談を受ける
など、小さな一歩を踏み出すことです。
まとめ|未経験転職の最大の武器は「20代」という時間
20代未経験でマスコミ・エンタメ業界に入ることには、多くのメリットがあります。
メリット
- 幅広いスキルが身につく
- 好きな分野を仕事にできる
- 人脈が広がる
- 将来のキャリアの選択肢が増える
デメリット
- 楽な仕事ではない
- 収入面で苦労することもある
- 最初は地道な仕事が多い
- 年齢が上がるほど未経験転職は難しくなる
マスコミ・エンタメ業界への未経験転職は、決して不可能ではありません。
ただし、誰でもいつでも挑戦できるわけではなく、20代という時間には大きな価値があります。
「いつかやってみたい」と思っているのであれば、その“いつか”は意外と早くやってきます。
興味があるなら、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
キャリアトレインでは、テレビ・映像・芸能・配信・イベントなど、マスコミ・エンタメ業界を目指す20代の方のキャリア相談を行っています。
「未経験だけど挑戦できる?」
「自分に向いている仕事はある?」
「今動くべきか迷っている」
そんな方は、一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。
未経験転職において最大の武器は、「若さ」と「行動の早さ」です。
そのチャンスを活かせるのは、今かもしれません。
国家資格キャリアコンサルタント
石川かおり
