キャリアトレインは人材紹介会社ですので、日頃から多くの就職・転職希望者の履歴を目にします。

実際にキャリアトレインを利用して転職をした方達も含めて、履歴書を見てわかるある問題に対して細心の注意を払っています。

1社目の社歴が長い方が転職する時の2社目失敗率

例えば新卒で入社した会社に5年勤務し、転職をしたとします。

大卒入社だったら27～28歳での転職といったところです。

長く勤めた会社を辞める理由は人それぞれかと思います。

・昔の夢を追う系

・自分には別の道もあるんじゃないかと考えた系

・もっと良い条件の会社に行きたい系

・人間関係につまずいた系

などなど。。。

理由はどうあれ、長年慣れ親しんだ会社を辞めて、まったく知らない会社で働くには、どこかで違和感が生じないわけがありません。

その違和感を解消出来ず、早期退社という悲劇がかなりの確率で起こっているのです。

転職がスムーズに行った方ほど、次も同じように転職先が見つかると考えがちです。

そして転職を繰り返す悪循環・・・。

優秀な人でも起こりがちなパターンなのです。

3度目の正直、いつかベストな会社と巡り合う可能性ももちろんあります。

ただ、一貫性のない転職やあまりにも短期での転職は自身の価値を下げる一方です。

このような悲劇を防ぐ為にはどうしたら良いのか？

仕事内容確認、自分のスキルをどう生かせるか、人間関係を出来る限り知る、将来まで見据えた諸条件の確認、企業研究・情報収集などなど、考えられる対策は山ほどあります。

一番大切なのは「なぜ転職したいのか？」最大の転職理由を自分自身でハッキリさせておくことだと思います。

「ここではないどこか」を優先するあまり、自分が何を求め、妥協できることは何であるのかをハッキリさせないまま何となく転職してしまう・・・。

それだけは絶対に避けて欲しいところです。

理想と現実は必ずギャップはあります。

そのギャップをどの程度想定し、冷静に判断出来るのか。

転職が頭に浮かんだら一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか？

《石川かおり》