今月からアルバイトとして番組制作会社で働いているM君は東京大学の3年生です。

来春から本格的に始まる就職活動に向けてM君には考えがありました。

《2016年度から就活スケジュールが変わりました！》

テレビ業界に興味を持ち、就職先の1つとして考えているM君ですが、番組制作会社がどういったところなのかまるで見当がつきませんでした。
インターネットで調べたり、色々と見聞きはするものの、実際はどうなのか？

「体験するのが1番！」ということで、キャリアトレインの就職・転職サポートに申し込んだのです。

ちょうどタイミング良く、ある番組制作会社でアルバイトを募集していました。

M君と同じタイミングでたくさんの在学生からこの求人に応募がありましたが、実際にキャリアトレインまで登録面談に来て、話が進んだのはM君だけでした。

その他の応募者の皆さんは、アルバイト求人ということで本気度が低かったのかも知れませんが、応募～登録面談～勤務開始までのレスポンスの良さでM君に適う方は1人もいなかったということです。

週3日だけ、通学に支障がない形での勤務がスタートしました。

デスクワークが中心で、企画書の直しや先輩達に頼まれたパソコン仕事をこなしているようです。

機会があればロケやスタジオ収録にも参加する予定です。

この番組制作会社はバラエティ番組を中心に制作している会社ですが、制作過程は至って“地味”

黙々と仕事をこなすM君にはギャップはなかったようですが、アクティブで華やかなイメージを抱いてテレビ業界に入ろうとしている方には拍子抜けかも知れません。

収録前のバタバタ感や、何もない日のまったり具合も経験し、番組制作会社での仕事の流れをまさに体験しています。

M君が実際にテレビ業界へ就職するかどうかはわかりませんが、在学中の職業体験が今後の方向性に活かされることを願っています。

もう1人、番組制作会社でアルバイトをしている大学生がいます。

某有名私立大学3年生のYさんも、テレビ業界を視野に入れて就職活動をしています。

なんとYさんは週1日だけの勤務。

会社としても本当は週5日フルで来てほしいところですが、Yさんの人柄ややる気を評価してくれた結果、「週1日でも良いよ」ということになりました。

受身の姿勢ではなく、本気でお願いすれば理解してくれる会社もあるのです。

週1日では経験出来ることも少ないのですが、皆さんが随分可愛がってくれているようで、業界リアル話をかなり聞けているようです。

それが良い影響をもたらすのか否か！？少し不安ですが、色々と知った上でテレビ業界を目指してくれるのならば安心です。

M君もYさんもまさに行動力の人。

うにゃうにゃ言っていないで、まずは自分から飛び込んでみる勇気の人でもあります。

テレビ業界志望者の話を聞くと、実際に番組制作会社に応募したことがない方が結構な割合でいます。

考えているうちに時間ばかりが経ち、行動に移しきれていないのです。

就職・転職の時だけではなく、仕事が始まっても行動力は問われます。

動ける方は動く！動けない方はなぜ動けないのか考えてみる！

とにかく何かを始めてみませんか。

《石川かおり》