古今東西ADさんたちの変わらぬ転職事情とは・・?

2014年11月10日

キャリアトレインの就職・転職無料サポートは、多くの現役ADさんたちにもご利用頂いています。

忙しい仕事の合間を縫って登録面談にお越し頂く事もありますが、多くの場合は「先日会社を退職しました」と言う方や、「今はどの会社にも所属せずにつなぎでフリーのADをやってます」と言う方が多いようです。

ADさんたちの転職事情とは??

さて、ADさんたちは同じ業界内でどのような転職を希望するのでしょうか?
いくつか実例をご紹介していきます。

AD→ADへ

これは“ADを続けたいけれども環境(会社)を変えたい”パターンです。
ADとして数ヶ月~3年くらいのキャリアを持つ方に多く見られます。
環境を変えたい理由としては、
・もっと休みの取れる会社や番組配属を希望
・少しでも給料アップが望める会社を希望
・今と違ったジャンルの番組制作(映像制作)に挑戦してみたい
・とにかく今一緒に働いているディレクターが嫌い
と言った内容が挙げられます。

隣の芝生は青いのか、青く見えるだけなのか、一人一人に詳細を伺ってみなければ、コトの真相は分かりません。

AD→ディレクターやAPへのキャリアアップ

“今の会社や担当番組ではキャリアアップが望めない”と言った悩みです。
ADとして1~4年程度のキャリアを持った方に多く、
・今の会社にはディレクターが多すぎて、ポストに空きが出ない!
・後輩のADがなかなか定着しないため、結局いつまでも自分がADをやるハメに(涙)
・これ以上ADを続けるのは限界!少しでも早くステップアップしたい!!
と言った事情があるようです。

この業界にキャリアアップのための昇進試験があるわけではありません。
いつ、どのタイミングでキャリアアップが出来るのか、悶々としているADさんも多いようです。
とは言え、なかなか転職のタイミングでのキャリアアップは難しいものです。
多くの場合、転職先でもまずはADとしてスタート、その後数ヶ月先のキャリアアップを目指す事が求められます。

AD→AD以外!?

いろいろな可能性があるのですが、実は結構難しい問題です。
ADはもうやりたくないけれど、この業界には魅力を感じている方です。
具体的な希望を言って頂けるのであれば良いのですが、「AD以外で何かありますか?」と言った質問を受けると、こちらも少々戸惑います。
「AD以外なら何でもいい」と言う風にも聞こえてしまうのです。

なぜADが嫌なのか、その理由が重要です。
というのも、その問題がADに限った事ではない可能性もあるからです。

ちなみに、この業界でADから異職種への転身としては、
・芸能マネージャー
・制作デスク
・制作進行
・放送作家
・技術職(カメラやポスプロ勤務など)
・CM業界等のPM(プロダクションマネージャー)
と言った例が挙げられます。

転職検討中

希望の転職を適える為には・・・

マスコミ業界ではAD経験は比較的評価されやすい傾向にあります。経験がモノを言うと言っても過言ではありません。
●業界に耐性があり、
●業界のルールや仕事の流れを理解していて、
●常に周囲への気遣いが出来る、…etc
と言った企業の共通認識があるようです。
AD経験者は業界内の多くの企業が求めている人材なのです。

ただ!職務経歴書上で自分が関わった番組名の羅列をするだけで「この経験を見て選考してください」と言わんばかりの態度では、AD経験者と言えども希望通りの転職はなかなか難しいでしょう。
また「AD以外何でもいい」と言う考えが企業に伝わってしまうと、せっかく評価されるはずAD経験も一転して「ADに向かなかった人」と言う印象になってしまいます。
少しでも今より良い環境やステップアップ、キャリアチェンジを求めたいのであれば、上記の評価ポイントをアピール出来るような書類作りや確かな動機付け、面接対策が必須です。

とは言え、本来転職せずに済むのであればそれに越したことはありません。
テレビ業界志望で業界未経験と言うみなさんも、現職ADさんたちの転職事情を参考に、もう一度自分に合う仕事や会社を探してみませんか?

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