映像業界人気もこれで回帰!?オフィス環境が左右する応募者UP&人材流出!
某事務用品大手企業が、20代の男女若手社員を対象に「社内環境」に関するアンケートを実施いたところ、「今のオフィス環境に満足していない」社員が40%以上にもなったそうです。
「社内環境」は社員のモチベーションに繋がると言うですから、軽視出来ない問題です。
先日、某ポストプロダクション(映像編集スタジオ)でチーフエディターとして勤務しているMさんと数年ぶりに話す機会がありました。
Mさんが勤務しているポストプロダクションは業界では大手と言われるところで、給与等の待遇にはとても満足しているそうです。
会社が大手と言うことだけではなく、Mさん自身のスキルも高く、会社にはなくてはならない存在なのです。
そんなMさんから衝撃の発言がありました。
「会社が汚いから転職を考えている」
“汚い”とは言葉そのまま、老朽化したトイレや給湯室などが見るに耐えないそうなのです。
ここまでMさんが不満に思うのはポストプロダクション勤務だからということもあります。
ポストプロダクションは映像編集の最終段階として利用される場所です。
映像制作会社や広告代理店、場合によってはテレビ局のスタッフなどの“お客様”が訪れて編集作業を行います。
技術を提供する場所としてではなく、店舗のようであり、ホテルのようであり、ともかくサービス業なのです。
それなのに“汚い”なんてありえないとMさんは憤っていました。
横のつながりもあるMさんは他のポストプロダクションを訪ねる度に思うそうです。
「こんな会社で働きたいなぁ」
オフィスの綺麗さは、人材募集にあたり最重要ポイント!?と言っても過言ではありません。
どの求人情報サイトを見ても、“綺麗なオフィス”で目を引こうとしています。
会社を移転して入社希望者が増えた会社も実際知っています。
社屋そのものを変えることは出来なくても、社内環境を変えることは出来ます。
まず、完全分煙は当たり前!!!
ある会社は女子社員が増えたことから、トイレだけリフォームしました。
ある会社は社内の整理・整頓を徹底して見違えるように綺麗になりました。
なくし物も減り、あらゆる導線が整備されたことによりスムーズに仕事が出来るようになったと言っていました。
新卒の応募も増え、社内が明るくなったような気がします。
よく冗談めかして映像制作業界で働くスタッフのことを3Kだなんて言いますが、“汚い”は今時・・・ないですよねぇ・・・。
ちょっと意識を変えるだけで映像制作業界の人気もUPするかも!?ですね。
≪石川かおり≫