『売り手市場』を信じて落とし穴!?採用担当者も求職者も『難』な実態

2014年5月1日

2015年の新卒採用は『売り手市場』と言われています。

『売り手』とは求人数が学生数よりも多い状態のことです。

そう、学生が企業に対して有利な立場にある就職活動の状態です。

人事担当者774名を対象に調査した結果(楽天リサーチ2014年2月27日発表)

2015年の新卒採用予定数は・・・

第1位「昨年に比べ横ばいの予定」53.9%
第2位「増やす予定」23.3% ※昨年調査より10.3%増加

引き続き横ばいではあるものの、増加傾向にあると言えるそうです。

2014年の転職市場も『売り手』傾向にあるようです。

景気回復により一気に就職氷河期を脱したかのように見えます。

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ただし!安心するのはまだ早いです!

「学生・求職者優位」「企業は人材確保に四苦八苦」と言えども、採用基準そのものを「下げる」と回答した企業はゼロ!

採用基準は・・・

「前年とほぼ同様」84.5%
「前年より上げる」15.5%

企業は決して採用基準を緩めてはいないのです。
左うちわで就職・転職戦線を乗り切れるほど甘くはないようです。

採用担当者は「景気回復による優秀な人材の確保激化」「大手志向が強まる」と悲鳴を上げ、就活生たちは今年の就職活動を漢字一文字で表すと『難』と答える。

採用する側も採用される側も、気持ちは一緒のようです。

『売り手市場』だろうが『就職氷河期』だろうが、『楽』とはいかないようですね。

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≪石川かおり≫

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