5万円払っても利用したい!?退職代行サービス

2019年4月10日

退職代行

『退職代行サービス』

昨年あたりからネット広告などでよく見かけるようになりましたが、4月5日O.Aの「とくダネ!」(フジテレビ)でも特集していました。

退職を希望しているのに、退職できない人に対して、退職手続きを本人に代わって行うサービスです。

退職代行サービスを行う業者は続々と誕生していて、退職代行の範囲は限られるものの、弁護士事務所も多数参戦しているようです。

もちろん営利目的のサービスなので、利用するには費用がかかるのですが、ある退職代行サービス業者は下記のようになっています。

正社員の退職は5万円
アルバイトの退職は4万円

「退職できなければ全額返金致します!」という業者もありました。。。「痩せなければ・・・」的な?

アルバイトなんて平気でバックレる人が多いかと思いきや、利用料を払ってまで退職を代行してもらうなんて逆に偉い!?

それにしても、新卒の利用率も高いようで、5万円の利用料は結構負担かと思います。

大きな負担を負ってまでも、退職代行を利用するにはどんな理由があるのでしょうか?

退職代行サービスを利用する理由

・高圧的な上司に対して退職を言い出しづらい
・人手不足で辞めづらい
・入社したばかりで退職を言い出しにくい
・会社に行きたくない
・引き継ぎに時間がかかり辞められない
・強い引き留めにあっている
・退職を受理せず引き伸ばされている
・違法残業等で精神的に疲弊している
・罰則があるなど脅迫されている

「退職ぐらい自分で言えないのか!」と、客観的に見ると思いがちですが、個別に様々な理由があって、退職代行を依頼するまでに至っていることがわかります。

退職代行に対する意見

テレビやネット等で話題になっている退職代行サービスですが、これに対して賛否両論。

■肯定派
「何も言わずにバックレるよりよっぽど良い」
「精神的に限界まできているなら、誰かに任せて逃げても良い」
「違法なサービスじゃないなら利用するのは問題ない」
「ブラック企業は世の中にたくさんある」

■否定派
「会社を辞めるのも社会勉強」
「一生コミュ障」
「自分で辞められない人ってなんで辞められないんだろう?」
「自分のケツは自分で拭けって思う(某タレントさんがTVで発言)」

退職時に揉めて裁判沙汰になった方の例を知っていますが、そんなややこしいことになるなら他人の手を借りるのも手段の1つなのかもしれません。

当人同士だと感情のぶつかり合いになることもありますので。

ただ、最初から他人をあてにするのはクール過ぎて震えます。ブルブル。

マスコミ業界の退職事情

就職・転職をサポートさせて頂いている方の中には、現職を辞める際の相談もよくあります。

せっかく希望の会社から内定を貰ったのに、現職の会社から強い引き留めにあっていて辞めることが出来ないなんていうこともありました。

こういった相談に対して、キャリアトレインが退職を代行して動くことはありませんが、狭い業界で登録者(求職者)の為にならない辞め方だけはしてもらいたくないので必死に“アドバイス”はします。

アドバイスも退職代行の一部なのかもしれませんが、登録者(求職者)にとって転職が成長に繋がる辞め方になるよう心掛けています。

ただ過去には、番組制作会社や芸能プロダクションなどのマスコミ・エンタテインメント業界で働いていて、LINE1通で退職してそのまま来なくなった方や、何も言わずに行方不明になった方もいました。

そんな方達は、退職代行サービスが身近にあったら利用したのでしょうか?

本人なりに思い悩んで、きちんと辞められなかったのかもしれません。

世の中を反映するサービスはこれからもたくさん誕生するかと思いますが、時と場合に応じて正しく活用したいものです。

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≪石川かおり≫

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