男5<女17(番組制作会社)TV業界で働く女性増加中!

2018年10月1日

女性スタッフ

■番組制作会社A
社員数22名
男性5名<女性17名

■番組制作会社B
社員数93名
男性46名<女性47名

■番組制作会社C
社員数64名
男性30名<女性34名

最近お邪魔した番組制作会社に男女比を聞いてみたら、なんと女性社員の方が多いという結果に!

男性社員の方が多い番組制作会社はたくさんありますが、それでも女性率の高さは目を見張るものがあります。

アシスタントディレクター(AD)やアシスタントプロデューサー(AP)などの制作職だけではなく、カメラや音声、編集などの技術職でも女性の割合は確実に増えています。

テレビ局内にあるスタッフルームに女性スタッフしかいなかったとか、番組の収録現場で5名いるADのうち全員が女性だった、という話も聞いたことがあります。

女性志望者が多い

社会全体で見ても、女性の方が職に就く割合は多いようです。

平成29年1年間の入職者数は7,881.5千人、離職者数は7,345.0千人であった。

男性の入職率が13.8%、離職率が13.0%
女性の入職率が18.7%、離職率が17.2%

出典:平成29年雇用動向調査(厚労省)

番組制作会社では、そもそも入ってくる時点で女性が多いというのもあります。

志望者が多いということもあるかも知れませんが、採用率も女性の方が“多くなってしまう”と人事採用担当者からよく聞きます。

もちろん男女関係なく、人によりますが、、、

女性の採用率が高い理由として圧倒的なのは、「コミュニケーション力が高い」からと言われています。

その他、「細かなところまで気が利く」「成績が良い(新卒採用の場合)」「何でも器用にこなす」などが言われます。

テレビ業界だけではなく、こんな“就活あるある”があるそうです。

「ガチに評価したら、内定が全員女性になってしまう」

テレビ業界で進む女性の活躍

東京医科大学で、女子受験者の1次試験の点数を一律減点して、女子入学者数が増えないよう操作していたと発覚しましたが、「女性は大学卒業後に出産や子育てで、医師現場を離れるケースが多い。医師不足を解消するための暗黙の了解だった」という話がありました。

確かに男性と女性ではある時期にワークライフに違いが出てきます。

女性の場合、【妊娠→出産→育児】という人生の局面を迎えることもあり、仕事を一旦ストップせざるを得なくなります。

または、状況が許さない場合、仕事に復帰出来ないということもあります。

番組制作会社では、優秀な女性スタッフが30代を目安にこのような局面を迎えた時、産休育休制度はあっても取得率は低いという現実がありました。

ところが、ここ数年で産休育休をきちんと取得して「復帰した!」という女性スタッフの話がたくさん聞こえてくるようになりました。

それは、テレビ業界の体質の見直しが進んでいる証拠です。

採っちゃ辞めと、人を消費する時代は完全に終わった今、人を育てる・活かす・長く活躍させるという課題に、求められる会社であれば気付いています。

20代前半の女性には先々のことはピンと来ないかも知れませんが、せっかく頑張ってやってきた仕事を長く安心して続けて欲しいと願います。

番組制作会社にも相談出来る環境があります。怖がらずに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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≪石川かおり≫

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