放送終了も!!ピンポイントで番組を選ぶ理由

2018年4月11日

オンエア

昨年、『めちゃ×2イケてるッ!』の制作にどうしても携わりたいというアシスタントディレクター希望者がいました。

配属に向けて、着々と手はずを整えている中、突然の放送終了発表があったのです。

3月31日に最終回を迎えた『めちゃイケ』は21年半も続いた番組でした。

『めちゃイケ』に限らず、この春改編では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(30年)や『ウチくる!? 』(19年)、『おじゃMAP!!』(6年)などの有名番組も終了を迎えました。

少し古い話では、『笑っていいとも!』(32年)が終了した時は衝撃的でした。

永遠に終わらない番組なんてないのに、お昼には当たり前に放送されていたから。。。

【復活してほしいテレビ番組は?】
1位『笑っていいとも!』
2位『SMAP×SMAP』
3位『ひみつの嵐ちゃん!』
4位『うたばん』
5位『学校へ行こう!』

出典:ORICON NEWS

20年以上続く『国民的番組』と言えば、まだまだあります↓↓↓

『NHKのど自慢』
『MUSIC FAIR』
『笑点』
『新婚さんいらっしゃい!』
『世界ふしぎ発見!』

出典:日経エンタテインメント!

などなど、依然として視聴率で結果を出している番組も多いそうです。

番組がいつ終わるかなんて一般的にはわからないし、長寿番組だから終わりが近いとも限りません。

1クールで終わってしまう番組も多々あります。

こうなると、お目当ての番組に絞り込み過ぎた番組制作志望というのはどうなのでしょうか?

結局、『めちゃイケ』の制作を希望していたアシスタントディレクター希望の方は、テレビ業界に足を踏み入れることなく去ってしまいました。

これまでに、番組制作を希望する求職者に向けて、幾度となく「番組は終わるかも知れない」「希望する番組に配属されるとは限らない」と言い続けてきました。

2016年8月8日ブログ【テレビ業界就職・転職】好きな番組で選ぶ番組制作会社
2017年11月22日ブログテレビ業界デビューを阻む!ピンポイント過ぎる“こだわり”

それでもなお、ピンポイントで番組を選んで制作会社を選ぶ心理とはどういったものなのでしょうか。

ピンポイントで番組を選ぶ理由

これまで、下記のような気持ちで担当したい番組をピンポイントで指定する求職者の方々がいました。

・目標としている番組に就いて制作手法を学びたい
・番組制作を志望するきっかけとなった番組だから
・どうしてもその番組を手掛けているスタッフと仕事がしたい(著名な構成作家、プロデューサーなど)

これらは前向きな理由とも言えるかも知れませんが、本当に番組制作を仕事としたいのか首をかしげる下記のような理由もありました。

・好きな番組に携わった思い出を作りたい
・一般的に人気があるとされる番組しか観ていない
・好きなこと(番組)にしか興味が持てない

「○○のような番組を制作したい」という趣向や目標はとても大事かと思います。

ただ、「〇〇じゃなきゃ気持ちが乗らない」とか思ってしまうと、番組制作者として視野を広げられないようで問題です。

自分が成長出来る環境はどんなところなのか、トータルで考えてスタート出来たら良いと思います。

≪石川かおり≫

PAGE TOP