形式だけじゃない!入社時の住民票提出

2015年2月26日

現住所と住民票の住所が違う方はいると思います。

例えば、地方から上京して、住民票は実家のままで移していない方はこれまでに何人か見かけました。

皆さん特に深い理由もなく、面倒だったからに過ぎませんでしたが、何かしらの理由があって移さない方もいるそうです。

引越ししてきた女性

先日、この住民票が問題になり、採用取り消しになってしまった方がいました・・・。

芸能マネージャーを目指し関西から上京したKさんは、3年かかってやっと念願の芸能プロダクションへの就職を果たしました。

いざ入社手続きをしようというところにきて、入社時提出書類に『住民票記載事項証明書(本籍地記載省略)』とありました。

一般的に住民票の提出はどこの会社でも行われています。

Kさんも住民票をとってきたのは良いのですが、現住所と住民票住所が違っていました。

住民票は、関西にある実家の住所のままだったのです。

ここまではよくある話だとして、会社としては住民票を現住所に移すように促しました。

強制ではないのですが、Kさん本人も「すぐ移して来ます!」という様子だったので、お願いすることになったのです。

翌日、新たな住民票を会社に提出したのは良いのですが・・・なぜか現住所ではないのです。

現住所のマンションでは祖母と同居していると聞いていました。

それなのに関東近県にある親戚の家に住所を移したのです。

Kさん曰く、「単身用のマンションなので、自分の住民票を移せない」そうです。

それにしても、結局現住所と違うのであれば住民票を変更する必要はなかったわけです(汗)

会社としては理解が出来ませんでした。

芸能プロダクションはただでさえ採用選考には慎重になります。

大切なタレントと密に関わる芸能マネージャーは信頼の置ける人間でなければなりません。

Kさんにとって明確な理由があるにせよ、形だけ見ると曖昧で「一体どこに住んでいるのか?」と信用出来なくなってしまったのです。

住民票の話になった時、現住所に移せない理由を言っていればまだ良かったのですが、サラッと何も言わずに親戚の家に移して提出したことで会社側のが拡がってしまったのです。

その他にも、面接で聞いていた事と違う事実がたわいもない会話の中でいくつも出てきた事がダメ押しになりました。

正式採用について、Kさんとじっくり話し合おうとした日にKさんと連絡が取れなくなりました。

今となっては何か本当で、何が事実と異なるのかまったくわかりません。

連絡が取れなくなってしまったことで、事実と異なることの多さを想像してしまいます。

住民票の提出は形式上だけではなく、自分という人間の存在証明でもあります。

今回のKさんは特殊な例で、ほとんどの皆さんには関係のないお話かと思いますが、不確かな言動や行動で一気に信用を失うことが実際にあるということをわかっていただけたらと思います。

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《石川かおり》

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