マスコミ・エンタメ業界では関係ない!?新卒枠のメリット

2020年12月2日

キャリアトレインでは新卒も中途(転職)もサポートさせて頂いていますが、11月は来年3月に大学や専門学校を卒業する2021卒の学生の皆さんからの相談が多く寄せれました。

しかし、同じ就活生でも今年3月に学校を卒業した2020年卒の方からも相談を多く受けます。

卒業してから約8ヵ月経っていますが、今だに就活を続けているのは理由があります。

■在学中に希望していた業界から内定を得られなかった
→テレビ業界志望者で多いのは、テレビ局などの大手しか受けておらず、視野の狭い就活に終始していた。

■在学中から続けていたアルバイトを卒業後も続けている
→居心地も悪くないし、それなりにやりがいを持って働いているので就職の必要性を強く感じていない。

■やりたいことが卒業間近(卒業後)に見付かった
→軸が定まらないまま就活を行い、ピンとくる職業に遅いタイミングで出会った。

■公務員を目指していて試験勉強に徹していた
→大学卒業後の受験を目指していたが、適性や興味を見直し軌道修正した。

■新卒枠での就職を希望しているので2021年卒がライバルになっている
→コロナ禍で採用控えとなっている中、ライバルが多すぎる

このような理由を2020年卒の方からよく聞きます。

この中で、ちょっと意識を変えないと就職が難しいかもしれないという理由があります。

『新卒枠での就職を希望』

一般的な企業では、新卒として入社することに意味がある(都合が良い)ということはありますが、マスコミ・エンタメ業界の企業では、新卒も既卒も中途も関係ありません。

厚生労働省は「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!」と呼びかけていますが、昨今の風潮で新卒一括採用をやめる企業も出現しています。

特に今回のコロナ禍で、新卒の採用活動が思うように出来なかった企業が続々と現れ、『新卒一括採用』の見直しに拍車をかけそうな雰囲気もあります。

そんな中で、既卒の皆さんはどうして『新卒枠での就職』にこだわるのでしょうか?

新卒枠のメリット・デメリット

一般的に、新卒枠で採用されると下記のようなメリットがあると言われています。

マスコミ・エンタメ業界の企業では関係ないと言いましたのでバサッと切っていきたいと思います。

・給与などの条件が良い
→新卒と既卒(中途)で差をつけている企業はほとんどない

・充実した研修がある
→現場や実践で覚えることが中心の為、研修期間を設けていないも同然

・企業から大事にされる
→出世のスピードに差がついたり、特別な待遇を得られることは聞いたことがない

既卒が新卒枠に応募することはデメリットの方が多いと考えます。

・現役の新卒の採用を優先する企業が多い
・卒業してから時間が経っていることを評価しない
・同じ卒年の自社の社員と比べてしまう(差がついている)

既卒や中途ならば、採用が決まればすぐに働ける方がほとんどかと思います。

企業が求人を出す時、内定後すぐに働ける方を求めています。(遅くても内定後1~2ヵ月程度)

特にコロナ禍でマスコミ・エンタメ業界の求人が激減している今、既卒(未経験者)にチャンスがある求人との出会いは貴重です。

「すぐに応募する」「すぐに働ける」など、スピード感が求められ、求人のタイミングを逃してはいけない状況です。

せっかく、すぐに動ける既卒なのに、新卒枠での就職にこだわっているとタイミングもチャンスを逃します。

卒業してから時間が経っているので、急に動き出すせわしなさはあるかと思います。

既卒の就職成功はいかにスピード感を持って動けるか、これに尽きるのです。

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<石川かおり>

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