転職成功の秘訣は企業ホームページにあった!?

2020年11月30日

ある芸能プロダクションでは、一次面接の前に応募者にこのようなメッセージを送っています。

「弊社のホームページを面接前にご覧頂きますようお願いいたします。」

面接を受ける企業のホームページをチェックするのは当たり前かと思いますが、わざわざ企業からこのようなメッセージが届くのには理由があります。

どこまで企業のことを理解しているか、どんな印象を抱いたのかなど、企業ホームページに書かれていることは面接時の会話に繋がります。

企業ホームページに目を通していなければ、的外れな回答となってしまう可能性もあり、志望度の高さも感じません。

実際にこんな応募者がいました。

「すみません、忙しくて見ていません」
「ザっと目を通しました」
「どこにあるのか住所だけ確認しました」

「きちんと見てきました!」という応募者でも、面接でホームページに書かれていたことについて聞かれ、しどろもどろになってしまったという例もあります。

企業ホームページを見る時のポイント

マスコミ・エンタメ業界の企業は、一般的な企業と比べて掲載内容が特殊です。

基本的な企業情報は同じですが、注目すべき情報が異なります。

<企業ホームページはココを見る!>

■会社概要
住所、代表者氏名、設立年月日、従業員数など、会社の基本事項を確認

■事業内容
何をして収益を得ている会社なのか、他社とどこが違うのか

■顧客一覧
自分が入社した際、どのような企業と仕事をするのかイメージ出来る

■企業属性
株式上場しているのか、どこかの傘下なのか、独立系企業なのか

■企業沿革
どういった経緯で設立されたのか、移転やサービス開始はいつだったのか時系列で確認

■企業理念
企業の基本的な考え方、スタンスなどに共感出来るか

■社長の挨拶
トップが何を考えているのかを知り、信頼感や安心感を持てるか

■採用ページ
求めている人材像、労働条件の確認、社風など

■SNSやブログ
カジュアルなテイストで社内の雰囲気を知ることが出来る

これらに加えて、、、

☆番組制作会社の場合

■制作番組一覧
どのような番組を制作しているか、現在制作中の番組はもちろん、過去の制作番組も確認

■勤務形態
自社制作番組が多く自社内で勤務するのか、テレビ局へ派遣されるのか

■社員紹介
新卒または中途入社でどのようなキャリアステップとなるのか、既存社員のメッセージから読み取れる

☆芸能プロダクションの場合

■所属タレント
メインのタレントが誰なのか、現在どのような仕事をしているか、声優やMC系のプロダクションはボイスサンプルも聞く

■企業属性
大手芸能プロダクションのグループ企業であることが多いので確認

■業務内容
例えばマネージャー職の場合、現場(車の運転)なのか、営業やスカウトなどを行うのか

企業ホームページをくまなく見て、気になることはメモしておくことをお勧めします。

「何か質問はありますか?」という逆質問にも使えるはずです。

また、企業に対して自分自身の興味関心も再確認出来るので、応募前の志望動機た自己PRを書く際にも役立つはずです。

企業ホームページはサラッと「見る」ではなく、ガッツリ「読み込む」ことを今日から意識して頂ければと思います。

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<石川かおり>

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