キャリアトレイン就職サポート経由で番組制作会社3社の面接を受けたAさん(24歳)
3社すべてから内定をゲットしたのですが、その中の1社は早々に内定辞退することとなりました。
その会社は面接だけとってみればとても印象が良かったそうです。
面接官は2名だったのですが、1日の仕事の流れなど、番組制作に仕事について丁寧に説明してくれました。
ではなぜ真っ先に内定辞退を選択したかと言うと、、、
Aさん「社内がタバコ臭くて・・・」
2020年4月に改正健康増進法が全面施行され、屋内は原則禁煙になります。
いまや分煙が当たり前になっていますが、来年からはマナーから明確なルールになるわけです。
当然、Aさんが面接に行った会社も分煙になっており、タバコの煙は遮断されるようになっています。
しかし、Aさんが会社に入った瞬間からタバコの臭いが漂っていたというのです。
ここで問題!いくら分煙対策を施していても“名ばかり分煙”になっている可能性があるのです。
・喫煙所に出入りする人が多いので、禁煙の社内にも臭いが立ち込める
・喫煙スペースの囲いが不十分で煙が流れてくる
・タバコを吸って戻ってきた社員の臭いが酷い
Aさんはタバコの臭いを嗅ぐと気持ち悪くなってしまうそうで、とても耐えらそうにないと言います。
私はとてもショックな気持ちになりました。
信頼しているこの会社が、タバコの臭いに気が回らない会社だったなんてガッカリです。
スモハラで退職
スモークハラスメント(スモハラ)
職場などで受動喫煙を受け続けてしまうハラスメント、迷惑行為のこと。
スモハラが原因で過去には裁判に発展したケースもあるそうです。
そこまでいかずとも、たばこが原因で退職を考える方はたくさんいます。
「タバコ臭い職場なんてさっさと辞めたほうがいい」
「タバコ臭さを改善しない会社なんて辞めたほうがマシ」
「オフィス内喫煙可の会社は沈みゆく船」
「タバコの臭いで体調不良になってしまった」
求人情報を見ていても、「オフィス内禁煙」、「敷地内完全禁煙」など、わざわざ謳っています。
※2020年4月からは「屋内禁煙」「喫煙可」「屋内原則禁煙(喫煙室あり)」求人に明示義務あり
それほどタバコに関することは入社意欲を左右するものなのです
キャリアトレインのクライアントは、上記のような“名ばかり分煙”は残念ですが、ほぼすべての会社が分煙になっています。
唯一、分煙になっていない会社があるのですが、登録者(求職者)を紹介することは出来ません。
今時分煙じゃない会社なんて、どう考えてもポジティブに捉えられません。
それに、、、
2018年全国たばこ喫煙者率調査
【17.9%】
1965年の調査開始から最も低い数字を記録しています。
特に20代は、年々減少傾向が顕著です。
ただでさえ若者が減少している中、20代タバコOKの求職者なんて微々たるものです。
良い人材を採用したいならタバコ問題には敏感になるべきなのです。
≪石川かおり≫