サイレント辞退!?急増するバックレ就活生
キャリアトレインでも就職・転職サポート面談の予約を入れているのに当日無断で来ない方はいます。
10人に1人くらいはいるかなぁ。
登録面談だからまだ仕方ないかなぁと思える部分はあるのですが、企業の面接も当日無断でバックれる方が続発しています。企業の採用担当者に聞いた話では、前日に来社の確認をしてもダメだそうです。
学校でもこういった学生がいることは痛いほど認識しているようで・・・。
2016年新卒採用で目立っている現象があります。
【サイレント辞退】
内定辞退を企業側に告げないで、企業からの電話やメールをひたすら無視する行為です。
サイレント辞退経験者は約3割も!?
マイナビ学生就職モニター調査より
内々定保有者のうち、選考の途中辞退(面接辞退)の経験がある学生は全体の64.4%と6割以上で、そのうち、辞退の連絡をしないままの面接辞退(サイレント辞退)経験者は全体の30.7%と約3割
内定辞退の理由は想像出来るのですが・・・。
「他社で内々定が出た」(62.8%)
「第一志望ではないがより志望度が高い企業だった」(47.3%)
仕方ない理由であり、何も悪いことではないのですが、なぜ企業に言わない?言えない?
サイレント辞退の驚くべき理由
「内定辞退をすると、人事の態度が豹変する」
「監禁されて土下座させられた」
「内定辞退を伝えたらコーヒーや水を頭からかけられた」
「君の大学の学生は全員不合格と言われた」
嘘か誠か、このような人事担当者がいるという噂もあります。
ここまで酷くはないにせよ、強い口調で責めるようなことを言う人事担当者は実在すると、体験者から聞いたことがあります。
「内定辞退は失恋の気分」という人材担当者もいます。
確かに振られてキレる方もいますねぇ・・・。
人事担当者にまつわるこのような怖いお話を聞けば、『怖い⇒面倒』に繋がってしまうのかも知れません。
しかし、断るという行為は勇気がいるものです。NOと言えない日本人・・・。
あれこれ考える前に腹を括るしかないのですが。
社会人になってもつきまとうサイレント辞退
内定辞退の儀式から逃げたツケは晴れて社会人になってもつきまといます。
■無責任なことをしたという自責の念
内定企業はあなたを迎える為に準備しています。無視したことで大きな損害被害を与えている!
■バックレ中毒になる
無視しても大丈夫だった。これでいいや。自分にとって面倒だと思うことがあるたびに繰り返す!
■偶然ばったり
同じ業界内で働くことになった場合、サイレント辞退をした企業の担当者に出くわさないとも限らない!
長きに渡る就職活動は人間的に成長するチャンスでもあります。
選考書類の書き方や企業面接などを通じて、ビジネスの世界を知ることとなります。
最後にケチのつくような就職活動は、学生時代の貴重な時間を無駄にしたことになります。
内定辞退をどうやって伝える?
電話?メール?手紙?
内定辞退を確実にしたという証拠を残す意味でも電話&メールがベストです。
<電話連絡の場合>
「△△大学の●●と申します。
人事部の◯◯様をお願い出来ますでしょうか?
(人事担当者に代わる)
私、△△大学の●●と申します。
先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。
本当に申し訳ないのですが、本日は御社の内定を辞退させていただきたいと思い、お電話いたしました。
(理由を質問されたら正直に答える)
大変申し訳ございませんでした。」
<メール連絡の場合>
○○株式会社
人事部 ○○ ○○様
お世話になっております。
先日、面接のお時間をいただいた△△大学の●●です。
内定のご連絡をくださり、誠にありがとうございます。
内定をいただいたにも関わらず誠に恐縮ですが、
入社を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
大変申し上げにくいのですが、
私の第1志望企業より内定のご連絡をいただき、入社をする決意を固めました。
本来、直接お伺いしてお詫びするべきところ、
メールでのご連絡となりますこと重ねてお詫び申し上げます。
最後になりますが、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
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□□大学○○学部△△学科4年
●●●●●●
〒111-1111
東京都××市××1-2-3
tel:090-1234-5678
mail:●●●●@●●●●.jp
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<手紙の場合>
拝啓
貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
先日は、内定のご通知をいただきまして、誠にありがとうございました。
せっかくいただいた内定ではございますが、
誠に勝手ながら内定を辞退させていただきたくお手紙を差し上げました。
何度も考えた結果、別の企業にお世話になることを決意いたしました。
御社には多大なご迷惑をおかけし、衷心よりお詫び申し上げます。
本来なら、直接お目にかかりましてお詫び申し上げなければならないところを大変失礼とは存じますが、
このような形でお詫び申し上げることになりましたことをお許しいただきたく存じます。
末筆ながら、貴社のご発展をお祈り申し上げます。
敬具
平成◯◯年◯月◯日
△△大学◯◯学部△△学科4年
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さぁ、どの連絡方法も社会人力を試されますね。
形式上のことかも知れませんが、1つ1つ丁寧に取り組むことでビジネスマナーを習得していくものです。
最後は“誠意”で終わろうではありませんか!
《石川かおり》