若手の退職は「上司が7割」!?辞める・辞めないの差って

2019年12月18日

退職

キャリアトレインの就職サポートで、マスコミ・エンタメ業界の企業に内定を得ている来春卒の新卒の皆さんに動きが出てきています。

番組制作会社に内定を得ている大学生は、テレビ局でのスタジオ収録を見学させてもらったり、街ロケに同行させてもらったりしています。

芸能プロダクションのマネージャー職で内定を得ている大学生は、年明けからアルバイトで就業がスタートします。

毎年この時期の新卒は同じような動きが見られるのですが、では前年度の新卒の現在はどうなっているのか気になります。

今年4月に正式入社して約9ヶ月。

マスコミ・エンタメ業界の企業に新卒の在籍率を聞いてみることは多いのですが、今年は結構残っている印象です。

マスコミ・エンタメ業界の労働環境が改善されてきていることも原因かと思います。

ただ、それでも新卒や若手社員が次々と辞めていく会社は存在します。

若手が「辞める会社」「辞めない会社」の致命的差

11/6の東洋経済オンラインにこんな記事が出ていました。

<人が会社をやめる3つの理由>

①入社ストレスの問題
「リアリティーショック」で、読んで字のごとく、現実に直面して理想化したイメージが打ち砕かれる。

②人間関係の問題
「上司や同僚との性格的な相性」が合わない。

③キャリア観の問題
自分のキャリア観とフィットしない仕事につく。

「人は会社を去るのではない。嫌な上司の下を去るのだ」

マネジャーが部下のために想像力を働かせることが、「人がやめない会社」の第一歩。

人が原因で若手が退職していくことは他の調査でも明らかになっています。

以前、マイナビ転職が行ったアンケート調査でも、、、

「上司が嫌い」で異動・転職した人は19.3%

逆に、社員の定着率が良いとされる会社では、このような辞める原因をきちんと把握しています。

社員が原因は3つ、「休みが取れない」「将来が見えない」「嫌な奴がいる」

出典:『日本一社員が辞めない会社』離職率が高い介護業界で「社員定着率96%」という驚異的な数字を誇る会社

毎日のように就職・転職相談を受けている中で、「人が嫌で辞めたい」という悩みはとても多く、上記の調査結果には実感が湧きます。

給与や待遇、業務量の過多だけを整えてもダメなのです。

社員が辞めない会社とは

先日、某番組制作会社ADさんから相談を受けました。

「仕事は楽しいのですが、上司と合わなくて辛いので別の番組制作会社に行きたい」

直属の上司なのに、気軽に相談も出来ないし、頼れる人もこの上司だけなのだそうです。

このような相談は末期になると、仕事も楽しくなくなってしまうパターンがほとんどです。

社員が辞めない会社にはこのようなことがありません。

・上司に相談しやすい(話しかけやすい)
・中途入社者を孤独にしない
・人を大切にする

10年以上離職率ほぼゼロという会社があります。

代表の著、『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』

代表はこのようにおっしゃっています。

社員を動かす原動力は、次の「3つ」です。

「言いたいことが何でも言える明るい風土がある」
「社員が会社から大事にされていると実感している」
「会社は自分のものだという当事者意識を持てる」

出典:ダイアモンドオンライン

新規大卒3年後の離職率は31.8%(平成27年3月卒)ですが、人が辞めない会社というのも確かに存在しているのです。

単にブラック企業かどうかでもありません。

社員を大切にして、この会社で働きたいと思えるような会社を求職者(登録者)の皆さんにご紹介したいものです。

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≪石川かおり≫

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