不利?!地方からの就職・転職を成功させるために

2019年11月20日

上京

「ハードルが高いなぁ・・・」

求職者が難関企業を受ける際にこんな表現を使いますが、先日私はある芸能プロダクションの採用担当者にこう言われました。

こちらの芸能プロダクションに九州在住の芸能マネージャー希望者を紹介したのですが、「九州から呼ぶのは気が引ける」というのです。

つまりは、履歴書を見た段階ではピンときていないということなのです。

都内や近郊にお住まいならば、それでも気軽に会ってみようという気になるのですが・・・。

このように、マスコミ・エンタメ業界志望の地方在住の求職者が、都内や近郊に住んでいる求職者と比較され、不利になるケースは結構あるのが現実です。

地方(遠方)からの応募が不利になる理由

上記の芸能プロダクションのように、「飛行機代も負担させてしまうし、遠くからわざわざ呼ぶのは申し訳ない」と、求職者にとってはありがた迷惑?的な考えの企業もあります。

その他、企業が地方(遠方)からの応募に対して思うことがいくつかあります。

マスコミ・エンタメ業界ならではの理由もありますが、過去にこんなことがありました。

■土地勘がない

芸能プロダクションのマネージャー職の場合、タレントを車で送迎することが必須になる場合が多いです。
その際、都内の道がわからなかったり、何がどこにあるのかを知らないマネージャーでは、苦労することが目に見えています。
都内に住んでいるからと言って、ペーパードライバーで運転したことがないという方もたくさんいるのですが、、、

■勤務開始までに時間がかかる

引っ越しに時間がかかったり、引っ越し代の工面からつまづく求職者もいました。
企業としてはなるべく早く入社して欲しいのですが、地方在住者にはそれなりの時間をみなければなりません。
都内に住む友達や親戚の家に仮住まいしてすぐに仕事を始めた方もいました。

■上京する理由に説得力がない

応募書類の志望動機欄や自己PR欄を見て、わざわざ上京してマスコミ・エンタメ業界で働きたいという理由が不明確な方はかなり多いです。
企業は年齢性別などの要件がクリアになっていれば、応募書類はくまなくチェックします。
志望動機を見て、「軽い」「ただの憧れ」と判断されることも。

また、ハードで厳しい部分もあり早々と辞めていく方も少なくないマスコミ・エンタメ業界では、上京させてまで勤務させることに確信が持てないというケースもあります。

地方(遠方)からの就職・転職を目指すなら

もちろん、「地方からの応募も大歓迎!」という企業はたくさんあります。

企業独自の考えや仕事の性質によって、近場に住んでいる方を優先してしまうこともあるということです。

しかし!だからといって諦める必要はありません!

キャリアトレインの就職・転職サポートをご利用頂いた場合、求職者(登録者)の皆さんに代わって、不利な点を払拭出来るようにします。

そのためには、皆さんの協力は必要です。

以前、「上京はなるべくしたくない、スカイプ面接じゃないと無理」と言った求職者がいましたが、企業からは志望度が低いと判断されてしまいました。

上京費用や期間などの物理的な相談は一緒に進めるとして、一番大事な志望動機や自己PRを改めて整理してほしいと思います。

まだ見ぬ求職者が、企業を説得する材料として本当に重要なものになります。

自分の気持を整理する意味でもまずは取り掛かってみてください。

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≪石川かおり≫

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