【番組制作の仕事】具体的にしたいことはなくても良い!?

2019年3月4日

はじめの一歩

「漠然とテレビ業界に興味はあるのですが、具体的に何がしたいというのがわからなくて転職に踏み出せなかったんです」

3月1日から某番組制作会社でADとして勤務をスタートさせたNさんは、キャリアトレインの転職サポート面談時にこんな風におっしゃっていました。

未経験でもチャレンジが可能で、番組に直接関わることに魅力を感じ、Nさんは制作職(AD)を志望することになり、面談から1ヶ月以内で番組制作会社の内定をゲットしたのですが、「具体的に○○がしたい!」というのがなければ挑戦してはいけないと思っていたそうなのです。

「志望業界はぼんやりとあっても、そこで何がしたいのかわからない」という新卒や転職をお考えの方は多いのではないでしょうか?

目当ての企業に入ることが目的になり、その企業に入って何がしたいというところまでイメージが出来ていない方もいるかと思います。

それなのに、面接で「当社に入って何がしたいですか?」なんて質問が来るものだから困ってしまいますよね。

それでも無理くりひねり出した回答に、自分自身も何だかしっくりこないなんてことも。

本当に多いのです。具体的な目標や目的がない就職・転職希望者は。

番組制作希望者の悩み

Nさんのように、テレビ業界に興味はあっても「具体的に○○がしたい!」が見付からない理由はこんなことが考えられます。

①どんなことを目標にしたら良いのかわからない
②目標があってもどうしたら実現するのかわからない
③目標がこんなことで良いのかわからない

番組制作は特殊な仕事の為、どんなことをするのかネット等で調べて何となくわかっていても、具体的に何をどうしたら良いのかわかりづらいかと思います。

自分は何をするのか?知識や経験がなくても出来るものなのか?わからない、不安でいっぱいです。

このように“わからない”が多い為、番組制作の仕事に就きたいという求職者でも、「具体的に○○がしたい!」と明確におっしゃる方はとても少ないものです。

でもそれで良いのです。

テレビ業界や番組制作に興味があって関わってみたいという動機だけでも立派な目標です。

採用されて関わることが出来たら、ひとまず第一の目標達成!

仕事に入ったら、必死に目の前のことを頑張るのみ!

仕事をしながら新たな目標が生まれてくるはずです。

なりたい自分を想像

キャリアトレイン経由で番組制作会社に入社して数年経つADの方達が、入社前にどんな目標があったのか思い返してみました。

Aさん「昔から大好きな芸人の○○さんと仕事がしたい」
Bさん「○○みたいなバラエティ番組を作ってみたい」
Cさん「みんなで力を合わせて1つの番組を作るというのが楽しそう」

番組制作の仕事をスタートさせるのに、模範解答はありません。

小難しくて専門的なことを言ったりして、将来のビジョンの語れば良いのかと言うと、必ずしも番組制作会社の面接官に響くとは限りません。

仕事を通じて、「自分はどうありたいか」か「どんな自分になりたい」のか?

働き方などの労働環境でも良いし、誰(どんな)人と仕事がしたいでも良いと思います。

ちなみに私は、「着物着て左うちわでテレビ局の中を闊歩したい」と20代の頃に思っていました。

着物着て左うちわではありませんが、テレビ局の中を歩けるようにはなりました(笑)

ちなみにちなみに、今はこんな風には思っていません。

「なりたい自分」は変化するものです。

目標も同じ、入社前に確固たる目標を持っていたとしても、現実に触れることで目標は変化します。

信念を曲げるとか、ネガティブな話ではありません。

目の前のことに精一杯になっていると、夢や目標は更新されていきます。

だからこそ、最初から「具体的に○○がしたい!」がなくても良いのだと思います。

ただし、踏み出さなければ何も始まらないし、何にもなれません。

まずは、第一歩を!

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≪石川かおり≫

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