3つの習慣で『作文』に勝つ!~番組制作会社の採用試験~

2016年7月25日

読書する男性

テレビ局、新聞社、出版社などでは、採用試験で『作文』が出題されます。

一般企業の採用試験でも『作文』の他、『自己PR文』や『小論文』などを出題する会社はあります。

大企業だからとか、上場している企業だからとかは関係ありません。

テレビ業界で言えば、番組制作会社も『作文』などを採用試験で導入している会社はたくさんあります。

文字数や書式は、下記のような指定をした番組制作会社がありました。

『作文』・・・800字程度(原稿用紙2枚程度)
『企画書』・・・自分の作りたい番組をA4・1枚(横書)
『自己PR文』・・・(書式自由:写真、イラスト、映像(5分以内)など)

『作文』や『企画書』の場合、会社からテーマを与えられます。

例えばテレビ局では過去の下記のようなテーマが出されました。

「人生最高の日」「テレビ局はどうあるべきか」「急がば回れ」「発」「価値」「色」など。

具体的なものから漢字一文字という抽象的なものまで、様々なテーマが出題されています。

このように、『作文』などの文章を提出させることで、求職者についてわかることがたくさんあるのです。

なぜ採用試験で『作文』が出題されるのか?

一般的な会社の場合、、、

・基本的な文章力がわかる
・自己PR文の場合、ビジョンややりたいことを文章にすることで入社意欲がわかる
・自分の考えを持っているか明確になる
・入社後のスキルに影響する

会社に入ると、メールやレポート、稟議書、日報など、文章スキルを問われる場面は相当あります。
文章の書き方から教えなくてはならない新入社員では困ってしまうのです。

番組制作会社の場合、、、

番組制作を志す求職者の場合、一般的な会社が求めることに加え下記のようなことが求められます。

・時事や幅広いジャンルへの関心を持っているかわかる
・バラエティ番組志望者の場合、ユーモアセンスがわかる
・企画に必要な表現力や説得力が備わっているか
・流行や最先端の物事にアンテナを張っているかわかる

番組制作の世界でも、企画書やナレーション原稿、台本、カンペに至るまで、様々な場面で文章スキルが必要となります。

番組制作会社の採用試験で『作文』がスラスラと書けない方や、書くこと自体が面倒だと思う方は向いていないかも知れません。

『作文』の書き方~3つのポイント~

①簡潔に
内容が簡潔であることはもちろんですが、適切なところで句読点が打たれていることで読みやすい文章になります。また、一文は60~70文字以内がベストな長さです。

②テーマから逸脱しない
話しが脱線して、何の話だったかわからなくなる文章にならないように。

③いきなり書かない
起承転結(序論・本論・結論)をガチガチに意識することはないのですが、「こうなってああなる」と話の構成を始めに整えておくと筋の通った作文になります。

そして最後に重要なのは、見直し!

誤字脱字はもちろん、自分で読んでみて違和感はないか。きちんと確かめることが肝心です。

『作文』が書けるようになるには

文章を書くことに苦手意識がある方が、付け焼刃では書けるようにはなりません。

ただ、気が付いた瞬間から始めれば決して遅いことはありません。

その為には下記の3つを習慣にしてみてはいかがでしょうか?

とにかく書く

ブログ、SNS、日記など、とにかく文章を書くことにチャレンジしてみてください。
文章を書くことから逃げていては、いつまで経っても書けるようになりません。

正しい文章に触れる

小説、雑誌、新聞、テレビのニュースなど、正しい文章を読む・聞くことで吸収出来るはずです。
若者言葉や流行り言葉は、社会人の文章としては適切ではありません。

物事に興味を持つ

あらゆる物事に興味を持つことで、観察力・想像力を養われます。
その物事について自分なりの意見を持ち、表現するようにしてみてください。

Twitterやインスタグラムなどの情報から物事を認識することは進化ですが、文章を書くことを問われる職業はたくさんあります。

特に、番組制作会社では【文章スキル+クリエイティビティ】を求められます。

ただただ普通の無難な文章よりも、個性やユーモア、発想力を武器にしなければなりません。

「いい読み手はいい書き手」と言われます。

まずは文字に触れることを意識的に始めてみてはいかがでしょうか。

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≪石川かおり≫

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