平日日中の面接に行けない!?どうする?現職中の転職活動

2016年2月17日

時間のないサラリーマン

現職中の転職活動は、面接に行くだけでも一苦労です。

「有給休暇を取ればいいじゃん」「半休使えばいいじゃん」と、普通に考えれば思いますが、どのような職場で働いているかによって、人それぞれ事情が違うものです。

例えば、一般企業営業職⇒某テレビ番組制作会社に転職した2人の場合、、、
2人とも有給休暇や半休が取りづらい理由がありました。

◎I君(24歳)の場合
・常に元気なI君は急に体調が悪いと言って休むのは不自然で総ツッコミ間違いなし。
・有給休暇を取得する社員がいない為、とてもじゃないけど取りづらい。
・営業とは言え、取引先のアポイントがないと外出出来ないスタイル。

企業に土日の面接をお願いし、一次面接をクリア!
しかし、最終面接は社長面接となった為、ここまで来たらと腹を括って半休を取得。

◎Yさん(25歳)の場合
・超激務の為、日中に抜けるタイミングがない。
・夜は終電になるくらい残業の毎日。
・営業職なので外周りはあるが、常に上司とペアになってしまう。

任されている仕事が一段落したところで午前休を取得。
書類選考通過から3週間後にやっと一次面接が実現。

有給休暇が取りづらい会社というのは厄介ですが、労働者によっては当然の権利です。
そして、有給休暇を利用して転職活動を行うこと自体に何も問題はありません。

ただし、就業中に何らかの嘘をついて転職活動を行うことはNGです。
労働契約上の義務として、誠実に労働する義務があるからです。
表面的には・・・!?

企業によっては土日や平日夜面接もアリですが・・・

昨今の人手不足により、企業の採用活動もでんと構えているだけでは成り立ちません。
熱心な人事担当者の場合、自らの休日を潰してまで面接を行ってくれることもあります。
ただ、やはり基本は応募者側の努力の方が大きくなければならないのではないでしょうか?

こんな応募者はNG!
・土日や平日20時以降の面接を平気でお願いする
・平日の日中に行けないと言うだけで代案がない

「大変申し訳ございませんが、○時~○時まで仕事の為、面接にお伺いすることが出来ません。○時以降でしたら可能なのですが、難しいでしょうか?」

「行けません」だけではなく、いつなら来れるのか明確に伝えるべきです。

また、伝え方は社会人力が問われます。「申し訳ない」という気持ちが伝わるかがポイントです。

ただ、上記のI君の場合もそうでしたが、役員クラスの面接に進んだ場合、休日出勤させるのか?夜遅くまで残ってもらうのか?難しい問題です。

応募者が現職中であると理解していても、人事担当者の本音は「平日の就業時間内に来て欲しい」ものです。
応募者が無理をしない転職は果たしてあり得るのでしょうか。

現職中の転職活動を勧める理由

面接に行くだけでこんなに苦労するなら、会社を辞めてから転職活動をすればいいと思う人もいると思います。
実際に、20代のでは現職中に転職活動をした方と、離職中の方の割合はだいたい半々です。

在職中の転職
『ウーマンタイプ』調べ

しかし、年齢が上がるほど現職中の転職活動率も上がります。

現職中の転職活動を勧める理由①

年齢制限や様々な理由により、スムーズな転職が出来るとは限りません。
離職期間(ブランク)が長引いてしまった結果、採用企業の印象を悪くしてしまうことも!

仕事のブランクは不利と採用担当者の90% 『ワークポート』調べ

離職期間(ブランク)の生活だって大問題!

現職中の転職活動を勧める理由②

離職してしまうと安定した収入が得られない不安がつきまといます。
収入面の不安により、判断力を鈍らせ妥協した転職に繋がる危険も!

安心して転職活動をするために必要な貯蓄額は平均で約600万円と考えられている。年齢別では、20代で494万円、30代では707万円と、家庭を持つ割合が高い30代のほうが200万円程度多くなっている。 『キャリアデザイン』調べ

面談

転職エージェントを利用した転職活動

転職エージェントとは、「人材紹介会社」などの職業紹介事業者のことです。
専任のキャリアコンサルタントが転職希望者をサポートし、転職成功に導きます。
転職のプロであるエージェント(キャリアコンサルタント)と一緒に転職活動を行うことで、自分一人では判断しづらいことなどを相談することが出来ます。

<転職エージェントと一緒に転職活動を行うメリット>

  • ・応募書類の書き方のアドバイスや提出をしてもらえる
    ・面接日時の調整を企業に交渉してもらえる
    ・退職に関する心配事を相談出来る
    ・希望入社日の調整を転職先にお願いしてもらえる
    ・給与などの条件面を代理で交渉してもらえる

などなど、細かく書き出せばメリットはまだまだあります。

特に現職中の転職活動の場合、転職希望先企業を優先したくても、現職の都合もあり思うように進まないケースが多々あります。

そんな時にどうしたら良いのか、エージェント(キャリアコンサルタント)が培ってきたセオリー通りに進めば解決することも!

また、転職希望先企業や採用担当者の特徴をエージェント(キャリアコンサルタント)は可能な限り把握しています。

「この会社の場合は○○した方が良い」「この採用担当者は○○を嫌がるので○○した方が良い」と転職希望者が知り得ないことまでアドバイスも可能です。

面接日時の調整時もエージェント(キャリアコンサルタント)と一緒ならば心強いものです。

とは言え、当然ながら転職するのは応募者の皆さんです。
本気で転職を叶えたいと思うのであれば、面接の為に現職に嘘をつくこともやむを得ないこともあります。
休んだことで同僚に迷惑をかける?罪悪感に苛まれる?・・・あるかも知れません。
もう腹を括るしかないのです。

就職・転職サポート応募

《石川かおり》

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