就職失敗から広がる選択肢!打倒『就活うつ』!

2016年1月20日

選択肢が広がった男性

キャリアトレインの就職・転職サポートにお越しいただく方の中には、会った瞬間に何かを抱えていることがわかる方がいます。

先日お会いしたNさん(23歳)は、新卒で入ったテレビ番組制作会社を3ヶ月で辞め、なかなか次の仕事を見付けることが出来ずにいました。

3ヶ月間とは言え、テレビ業界を覗いてみて感じたことが、次の仕事を決めるにあたり“こだわり”となっていました。

【土日祝休み】【残業なし】【正社員】【テレビ局勤務】

Nさんの“こだわり”は、「こんな求人があったら希望者が殺到するだろう」というものでした。

実際に、この“こだわり”に近い求人を見付けては応募し続けていたNさんですが、採用に至ることはありませんでした。

そしてNさんは長きに渡る就職活動と、短期間で前職を辞めてしまった負い目も重なり、体調が優れず受診した病院から『うつ病』と診断されたそうなのです。

7人に1人が『就活うつ』

NPO法人POSSEの調査によると、うつ病状態になっている就活生は、7人に1人(2010年)。

Nさんのように就活がうまくいかず、『就活うつ』になってしまう若者がこんなにもたくさんいる現実があります。

大学生の自殺者数

就職活動がうまくいかない大学生が精神的に追い詰められて死を選ぶ「就活自殺」平成25年までの7年間で218人に上った(警視庁調べ)

これまで就職・転職サポートでお会いした、就活がうまくいっていない若者には大きく2つのパターンがありました。

①自信を失い、後ろ向きになってしまう方
②自分のことが見えておらず、問題意識を持てない方

①はうまくいかない自分と向き合い過ぎて、どんどん深みにはまるパターンです。

②は自分を省みることをしないタイプの方に多いパターンです。
座ったまま名刺を受け取るなど、基本的なことが出来ていないことさえ気付きません。

『就活うつ』になってしまうのは①のタイプの方に多いのでしょうが、②よりは応援したいと思うのは私だけでしょうか。

じゃあ、絶対辞めない?

有名企業の離職率と平均勤続年数(離職率は入社3年以内の離職率)

人気企業離職率
就職四季報(09~10年)に公表されている一部の企業

有名・大手企業に入社しても様々な事情で退職する方はいます。

さらに大きなステージに進む方もいるでしょうし、独立する方、まったく別の道に進む方。。。

「新卒で入った会社がすべてではない」

冷静に考えたらそういうことです。

そもそも就職に失敗した、とは?

「就職活動の失敗を苦に若者が自殺」
「就職失敗で引きこもりに」

このような見出しがちょっと検索すれば溢れていますが、希望の会社に入れなかったから就職失敗?

え?人生終わり( ゜Д゜)???

では、私が知っているあの方達も人生終わっているのでしょうか?

  • ・あの有名番組を手掛けた敏腕プロデューサー
    ・イベント企画制作会社を立ち上げ国際イベントを手掛けている社長(兼)ディレクター
    ・最近上場したあの企業の経営者

この方達は若かりし頃、希望の会社に入れなかった過去を持っています。

就職に失敗して成功を手にした方は珍しくもありません。

何も凄い経歴を築いた方ばかりではなく、ごく一般的に働いている方も、自分の道を見付け、自分の人生を生きています。

「希望の会社に入れなかったことで選択肢が増えた」

そう思えたら人生は明るいものになるかも知れません。

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