「ありのまま」ではダメな時もある!やる時はやるのがカッコイイ

2014年10月14日

「いまどき、積極性のある若いやつっていないじゃないですか?」

と某有名私立大学に通っている大学4年生に言われて返答に困りました。

あまり積極性が感じられない方だったので、就職してから困らないように「積極的に・・・!」とアドバイスしたつもりだったのですが、「そんなやついない」と返され、「そうかも・・・」と思ってしまった自分がいました。

この方が決して反抗したわけでも感じが悪いわけでもなく、率直にそう思っているということです。

お友達を見ていても「積極性のある」と思える方はいないそうで、良く言えばクール。

以前ブログでも書きましたが、ちょうど今の新卒世代以下あたりは「さとり世代」と言われているそうです。

2ちゃんねる用語???

「さとり世代」の特徴

・堅実で高望みをしない

・すべてにおいて穏やかな暮らしを望む

・気の合わない人とは付き合わない

・あくまでクールで客観的に、さとったような冷静沈着な態度をとる

クールな若者

むむ?

まさに私が話した大学生の印象と共通しています。

みんながみんなそうじゃないと思いますが、ガツガツ積極性のある若者は確実に減っているのだと実感はあります。

良い・悪いではなく、アドバイスする方も理想形を押し付けてはいけないのだと思いました。

上司や先輩世代が理解出来ないように、若者たちにもそんな先輩たちが理解出来ないのです。

かと言って、許容や理解を示さない先輩たちばかりを責めるのはおかしいですよね。

若者だけが「ありのまま」で良いのか!?

テレビ業界は往々にして「明るい・声が大きい」という元気印タイプが求められます。

先日、あるディレクターの仕事現場を拝見したのですが、普段ボソボソ話し、積極性の欠片もないような方なのです。
ところが仕事になったら突然スィッチが入るからビックリ。
溌剌とした仕事ぶりから普段の彼は想像出来ません。

普段から積極性全開でなければならないわけではないのですが、やる時はやるものです。

クールで冷静沈着であることは良い部分でもあるのですが、「みんながそうだから自分もそれでいい」という考え方はカッコ良くはないなぁ。

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《石川かおり》

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