中途入社が多い会社のカラクリ!恐れる必要はない理由

2020年12月22日

先日、キャリアトレインの転職サポート面談で求職者(登録者)からこんな質問がありました。

「中途が多い会社は何か問題があるからですか?」

求人募集に、「中途入社50%以上!」などとアピールしている会社を見かけることがあります。

「だから入りやすいよ」「中途でも心配ないよ」ということが言いたいわけですが、そんなに中途入社が多いのはなぜなのか?

「新卒が辞めちゃうから???」

このように、ネガティブに捉えてしまう方もいるかもしれません。

中途入社が多い背景を理解すれば、むやみに怖がることもありません。

中途入社が多い会社の理由

先日お邪魔した某テレビ局子会社では、中途入社の割合が80%以上だとおっしゃっていました。

新卒採用を始めてから、まだ10年も経っていないことが理由の1つだそうです。

このように、企業によって中途入社が多い理由が様々あります。

・設立から間もない会社は即戦力(経験者)が必要だから
・新卒の採用計画数を満たせないから
・有給休暇取得率アップや在宅勤務、時短勤務など、幅広い働き方に対応するために社員を増やしたいから
・マンネリ化した組織に新風を吹き込んでほしいから
・新卒を入れるより教育・育成コストを削減できる
・募集から選考、内定までを短いスパンで終えられるから
・新事業や事業拡大などにあたり、増員・即戦力採用を求めるから

ネガティブな理由として、「人の入れ替わりが激しく定着率も低い」という会社もあります。

しかし、会社によっては新卒でなく、中途採用中心の職場もあるのです。

マスコミ・エンタメ業界の会社では、非常に多く見られます。

中途が多い会社のメリット・デメリット

では、中途入社が多い会社は求職者(入社希望者)にとってどんな影響が考えられるのでしょうか。

◎メリット
・転職しやすい
・プロパー社員同士のグループ行動や派閥などがない
・プロパーと中途の区別がないので平等に評価を得られる
・勤続年数や年齢を重視する年功序列がない

◎デメリット
・研修や教育制度があまり整っていない可能性がある
・即戦力として期待されるのでプレッシャーに感じる

正直言うと、このメリット・デメリットは無理やり感もあります。

中途入社が多いことは、会社側の都合が大きく、求職者(入社希望者)にはそんなに大きな違いや影響はないと考えます。

ただ、メリットに挙げた、「転職しやすい」というのは確実に言えると思います。

新卒を中心に採用・教育している会社では、中途は入りづらいということはあります。

中途入社が多い会社というだけで、ブラック企業とは言えないことはご理解頂けたのではないでしょうか。

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<石川かおり>

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