100万円ダウン!?それでも挑戦したい番組制作

2018年10月24日

転職

新卒で社会人デビューして、何年かの勤務経験をお持ちの方がテレビ番組制作の仕事に転職を希望する場合、熱意はあっても不安に思うことはいくつかあります。

その中で代表的なのは下記3つです。

①休日や勤務時間が不規則になること
②未経験者でも大丈夫か
③収入が下がること

どうしても前職と比較してしまいますし、これまでと違う生活になることは不安です。

特に一般的に名の知れた会社に勤務している方は、収入が下がることへの不安が大きい印象です。

番組ADの給与

「残業という概念がない」と言われていた頃に比べ、現在のテレビ業界では労務管理が進んできています。

ただ、月給に含まれるみなし残業※時間を超えても、満額残業代が支給される会社はまだまだ少ない現状があります。

※みなし残業とは
あらかじめ給与の中に一定時間分の残業代が含まれて支払われること。
例:「月45時間の残業を含む」など
実際に残業をしてもしなくても、固定で支払われます。

残業をすればするほど残業代が支給される勤務を経験している場合、残業代が出ないという感覚には違和感を覚えるはずです。

20代前半ならば月給(基本給)にそんなに差はなくても、諸々の手当等で差がついてしまいます。

先日、キャリアトレインの転職サポート面談でお話したAさん(25歳)も、テレビ業界の給与形態に躊躇するお1人でした。

■Aさん(25歳)の場合

<大手生命保険会社の営業>
月給25万+残業代100%支給+賞与年2回=年収約500万円

<番組制作会社アシスタントディレクター>
標準として、年収240万円~350万円くらい

Aさんは年収にして100万円以上のダウンになってしまいます。

有利な社会人経験者

100万円以上のダウンとはならなくても、一般企業から番組制作会社に転職する際は年収ダウンする方が多くなっています。

ただ、「それでもやりたいことに挑戦したい!」という方がほとんどという現状もあります。

番組制作の仕事を志す上で、勤務条件のダウンは覚悟しているということもあるのですが、下記のような理由も大きくなっています。

・若いうちしかスタート出来ない仕事だから
・以前からやりたかった仕事だから
・どうせなら興味のある仕事を頑張りたいから
・やらないで後悔したくないから

中には、テレビ業界の条件の悪さから別業界を選択する方もいます。

テレビ業界に入ってから、新たな決断をする方もいます。

それはそれで、ご自身の判断を大事にして頂ければと思います。

社会経験者は仕事をする上での基礎が備わっていることもあり、番組制作の仕事へ順応する方が多くなっています。

スタート給与は高くは望めませんが、自分の力で上げていくことが十分に出来るはずです。

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≪石川かおり≫

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