転職活動でつまずきがちな企業面接の穴はしっかりと埋めておくこと!

2015年1月21日

就職・転職無料サポート

面接前に基本のおさらいを

転職活動中に企業の面接へ進むと、一般的によく聞かれる基本的な質問があります。

【1】前の、もしくは今勤めている会社(会社A)を選んだ理由
【2】退職理由(会社Aを辞めた理由、辞めようと考えた理由)
【3】志望動機(この会社に入りたい理由)

これらの質問に対する回答は、3つがつながっている事がベストです。
なぜなら転職者が自身のキャリアに対して一貫性を持っていると見られるためです。

【1】と【3】が全く同じである必要はありませんが、共通する部分があるのとないのとでは、印象がだいぶ違ってきます。
共通する部分がある事で【3】に説得力が増してきます。

また【2】と【3】については、病気や家庭の事情、会社都合等で止むを得ず退職を強いられる場合もありますので、必ずしもつながっていなければならないわけではありません。
ただ、つながっている事でこの2つに説得力が増します。

いずれにしてもこの3つがつながる事で相乗効果が生まれますし、つながっていなければそれぞれについてより丁寧な説明が必要となります。

例えば・・・

×【1】:学生時代に手当たり次第会社を受けて、飲食業界のA社に入った
×【2】:飲食業界は自分に合わないと感じて退社した
×【3】:自分の好きな事を仕事にしようとテレビの仕事を選択し、たまたま募集を見かけて応募

これではキャリアに一貫性がないと受け取られかねません。
この場合【1】から【2】へ進んだことに対する反省と、【2】から【3】へ進む動機についての十分な説明が必要となります。

【3】につながる退職理由を

止むを得ない事情がない限り不平・不満を感じる事なく退職に至る方ははほとんどいません。
不満を上手くポジティブ変換させている方はいますが、あまり綺麗事ばかりを述べていてもややうそ臭くなりがちです。

ただ、前職の会社や上司などの悪口はやはりご法度です。
もちろん言っている本人に悪口と言う意識はなく、事実や不満を述べているつもりなのです。
ただ、聞いている方は初対面だと言うことを忘れてはいけません。
不平不満もいかに悪口にならないように伝えるかが重要なのです。

そもそも全てにおいてパーフェクトな会社はありません。
ある人にとってパーフェクトと感じる会社でも別の人にとってはパーフェクトではないのです。

・常に会社の業績が良く、
・給料等の待遇が良く、
・社内の人間関係も良く、
・評価基準もしっかりとしており、
・オフィスも綺麗で、
・仕事もやりがいがあり、
・残業や休日出勤もほとんどなく、
・将来に渡って安定がある。

こんな会社が存在するとして、そもそも中途採用の募集自体がなかなか出ないでしょう。

面接官も自社がパーフェクトな会社でないことは承知しています。
ですので、転職者が面接で口にした前職の悪口はいつか自社の悪口となる可能性が否定できません。
また面接に限らず言えることですが、悪口を言っている人はそれが事実であろうがなかろうが、決して初対面の人に良い印象を与えないのです。

退職理由を志望動機につなげることは、基本的に前職で適わなかった事が次の会社で適う事を前提とします。

自己PRや入社後の目標も非常に重要な面接のポイントですが、まずは基本をしっかりと抑えたいですね。
これらの質問には事前に十分備えて臨むことで、面接でつまずきがちな穴を埋めておきましょう。

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