7月現在:マスコミ・エンタメ業界の求人状況

2020年7月8日

「今、求人の状況はどうなっていますか?」

コロナ禍で転職活動が思うように進まず、そろそろ心配になってきたという方もたくさんいます。

現職中の方ならばともかく、3月~6月にかけて退職が決まっていた方や急遽辞めざるを得なかったという方もいます。

7月に入って、そのような方達からの求人状況の問い合わせが多くなってきました。

緊急事態宣言が解除になって約1ヶ月。

7月6日時点でのマスコミ・エンタメ業界の企業の状況はこんな感じになっています。

テレビ業界の“再開”

「TBSは7月1日、番組制作を委託している制作会社のスタッフの30代男性の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した」
「フジテレビに常駐する女性スタッフが新型コロナウイルスに感染していたことが、7月5日に確認されました」
「テレビ朝日は7月6日、セールスプロモーション局の男性社員が新型コロナウイルスに感染したことを発表した」

7月に入っても各テレビ局からリリースされるコロナウイルスの感染者情報。

世の中の状況を考えると当然ですが、マスコミ・エンタメ業界におけるコロナの影響はまだまだ続いています。

しかし、番組制作では6月から様々なことが“再開”されてきています。

□スタジオ収録(パーティションあり)
□ロケ(フェイスガード着用)
□ドラマ撮影⇒放送再開
□対面収録  などなど。

皆さんもテレビを観ていてお気づきかと思いますが、3密回避&ソーシャルディスタンス確保を番組制作スタッフの創意工夫で乗り切っています。

不安定な採用活動

そんな中で、マスコミ・エンタメ業界の企業の状況はと言うと、これまでに下記⑤パターンを見聞きしました。

①6月1日から通常勤務
②7月末まで基本在宅勤務
③継続的にテレワークを導入
④休業(自宅待機)
⑤業務縮小(人員カット)

何とかこれまで通りの勤務体制を持ち直した企業も多いですが、未だにフル稼働出来ずにいる企業も見受けられます。

そうなるとやはり新たな人員を積極的に採用する企業は少なくなります。

下記のような転職希望者が跡を絶ちません。

「配属番組(派遣先)が見つかったら連絡しますと言われ、ずっと待っている」
「書類選考に1ヶ月以上かかっている」
「転職サイトを見ていても新たな求人が全然出てこない」

コロナ以前では考えられない状況になっています。

求人募集を完全にストップしているわけではなくても、選考スピードは遅く、採用のハードルも急上昇しています。

これらはすべての企業ではありませんが、選考がスムーズに進まないことも想定して転職活動を行う必要があります。

ただ、求職者の皆さんには肌感覚を得づらいかと思います。

キャリアトレインでは、毎日のようにマスコミ・エンタメ業界の状況がビシバシ伝わってきますので、求職者の皆さんと相談しながら進めていけたらと思っています。

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<石川かおり>

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