損しない為に!?退職のタイミング

2018年7月25日

退職を考える

5月にキャリアトレインの転職サポート面談に来ていたテレビ番組制作アシスタントディレクターのM君(25歳)。

数ヵ月先になってしまいますが、担当している番組のスケジュールを考えて、キリが良いタイイングで退職を考えていました。

ところが、そこから1ヶ月でM君を取り巻く環境が激変したのです。

5人いたアシスタントディレクターがあれよあれよと退職してしまい、M君1人になってしまったのです。

募集をかけても急にアシスタントディレクターが集まるわけもなく、人手不足とは関係なく番組は続きます。

結局、5人分の仕事をM君1人ですることになり、雰囲気的に「自分も辞める」とは言いづらくなってしまいました。

退職のタイミングを逃したM君は、転職どころか仕事量が増えて悲惨な状況に陥ってしまったのです。

「もっと早く辞めると言っていれば・・・」と、思わぬ後悔にさいなまれています。

退職のタイミング

転職を考えた時、まずは今働いている会社の【就業規則】を確認してください。

(例)「退職を希望する日の1ヶ月以上前に申し出るよう」

≪民法第627条 1項≫
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

民放では最短2週間あれば退職出来ることになっていますが、お世話になった会社のことも考えてお互いに納得出来る期間をもって退職した方が良いです。

ましてや同業他社への転職ならば、どこでどう関係してくるかわかりません。

仕事のキリを自分なりに見定めて、迷惑がかからないよう退職日を設定してください。

しかし、仕事のキリを考え過ぎたあまりにM君のようになると困ります。

転職活動を始めたならば、ある程度短いスパンで退職時期を設定した方がスムーズにいくことがあります。

内定を獲得するまでの平均的な期間は?

1~3ヶ月  37.2%
1ヶ月未満 29.6%

出典:株式会社ジャストシステム「転職経験に関するアンケート」

このように動き出したらスピード感のある展開が待っています。

(例)7月に転職活動開始した場合 ⇒ 8月~9月に内定 ⇒ 10月~11月に入社

転職時期の設定はエージェントと

現職中の場合、仕事の都合で当初予定(想定)していた退職時期が狂うこともあります。

多少の誤差なら内定先企業は待ってくれるはずです。

しかし、ご自身で交渉したり、事情を説明したりするのは難儀なものです。

そこで、転職エージェント経由の転職ならば、入社までのあれこれを一手に引き受けてもらえるのです。

企業と求職者双方の感触を正確に感じて伝えるのが転職エージェントの役目でもあります。

少しでも転職時の負担を減らす為に、転職エージェントの利用も良いのではないでしょうか?(宣伝!?)笑

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≪石川かおり≫

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