「何を考えてるのか?」面接で伝わらない人の特徴

2018年6月13日

面接

某番組制作会社の面接に進んだ番組アシスタントディレクター志望のAさんについて、面接終了後に人事担当者からこのようなお話がありました。

「何を考えてるか分からなくて・・・」

Aさんは大学卒業後、システムエンジニアとして3年間の社会人経験があります。

とても真面目な性格で、やや硬い雰囲気を持つ男性です。

私もキャリアトレインの転職サポート面談で最初にお会いした時、まったく笑顔を見せないAさんに戸惑いました。

何を言っても、「はい」しか言わないし。

終始反応が薄いので、Aさんがどういう方なのか理解出来ずにいました。

面談での2時間、面接同行やらで数回お会いすれば慣れるというか、Aさんの様子にはまったく悪気も他意もないことがわかりました。

Aさんは他人を煩わせないように、余計なことは言わないし聞かない。

自分できちんと調べているから、おおよそのことは理解してきていたのです。

それが何ともわかりづらく、とっつきにくい印象を与えてしまっていたのです。

こういうタイプの方は、面接で不利になるパターンがこれまでにもありました。

人の印象を決めるもの

【メラビアンの法則】という、話し手が聞き手に与える影響力について提唱された法則があります。

言語情報 7%
聴覚情報 38%
視覚情報 55%

人の印象は話しの内容ではなく、視覚から得られる印象が半分以上も占めていることがわかりました。

それでは、見た目を良くすれば良いのかというと、それはまた違う話です。

服装がだらしないとかは論外ですが、大事なのは見た目の“印象”が良いということ。

◇明るい表情
◇やる気が溢れる雰囲気
◇前のめりな姿勢

就活生はほとんど全員が同じ格好ですが、その中でも印象の違いはハッキリとあります。

面接官に好印象を与える雰囲気を醸し出している方は一発でわかるものです。

伝わらない人の特徴

じっくり話せばわかるのに、人間的な魅力や熱意が伝わらりづらい方がいます。

そのような方達にはこのような特徴がありました。

・質問されても一言しか返さないので会話にならない
・自分から話そうとしない
・質問をするなど、積極的に物事を知ろうとしない
・メールの文章が簡潔過ぎる
・無表情で笑顔を見せない
・お辞儀なども含めて、ジェスチャーが一切ない
・マイペースで人に合わせようようとしない
・「お願いします」がない

良く言えばクールで理論的な方なのでしょうか、無駄がなさ過ぎるというか。

無駄の中に居心地の良い緩さや、わざと隙を作ることで人との距離が縮まることもあるのですが。。。

このような方は面接官から見ると、可愛げがなく、色々な意味で怖さを与えてしまいます。

また、新入社員としてスタートを切る際にも、先輩や同僚から可愛がられる要素に欠けています。

せっかく、やる気や熱意はあるのに伝わらなければどうしようもありません。

年齢や立場、職種にもよりますが、20代前半までの若手はわかりやすいぐらいでちょうど良いのではないでしょうか。

≪石川かおり≫

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