「辞めないで!」現職中の転職活動をススメる理由

2017年11月15日

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キャリアトレインの転職サポート面談では、現在何らかの仕事に就きながら転職活動をしている現職中の方に対して、「転職先が決まるまでは絶対に辞めないでください!」と強くお願いしています。

現職の仕事の都合で、働きながらだと満足に転職活動が出来ないという方もいます。

・残業が多い職場
・休日が不定期で見えない職場
・平日は抜けられない職場 ・・・etc

そんな方にこそ、キャリアトレインのような転職エージェントの利用すべきなのです。

転職エージェントは企業に、土日祝や夜間の面接をお願いします。

また、面接の約束をしていても急な変更があるかもしれないと最初からお詫びしておきます。

業界・職種によってはやむを得ないということを理解してくれる企業は案外たくさんあるものです。

転職希望者自身で企業にお願いするのは難しいかも知れませんが、ここは転職エージェントの頑張りどころです。

時には、半休やずる休みなども相談するかも知れませんが、いくらでも時間を作る方法はあるのです。

実際に多くの転職希望者が現職中のまま、もしくは現職中に十分な準備をして離職期間(ブランク)をあけずに転職を成功させています。

離職期間(ブランク)はどのくらい?

「離職期間なし」   24.6%
「1か月未満」     29.4%
「1か月以上4か月未満」12.5%

期間無しと1ヶ月未満を合わせると5割以上となっている。

「平成27年 転職者実態調査」(厚労省)

それでも会社を辞めてから転職活動を始める方もいます。

辞めなきゃ良かった転職希望者

■芸能マネージャー希望Aさん(23歳)

芸能マネージャー職を希望して、新卒で入った会社を半年で辞めてしまったAさん。

しかし、どの芸能プロダクションも新卒半年で会社を辞めてしまったことに理解を示してくれませんでした。

しかも、ほとんどの芸能プロダクションが『社会人経験』がある方を求めており、Aさんが希望した芸能プロダクションに至っては『社会人経験3年以上』という募集条件を掲げていました。

退職してからなかなか転職先が決まらないAさんは、生活の為に飲食店のアルバイトを始めました。

ここで残念なのは、『アルバイト経験は社会人経験とみなされない』ことの方が多いのです。

これではいつまで経っても社会人経験を積むことが出来ず、芸能プロダクションの募集条件に当てはまることが出来ないのです。

■志望が見えなくなったBさん(25歳)

昔からの憧れていたエンターテインメント業界への就職を希望して、3年間勤務した会社を辞めてしまったBさん。

最初は事務職を希望して転職活動をしていましたが、番組やイベントなどの制作にも興味が出てきました。

なかなかこれと言った志望業界・職種が見付からないまま半年が過ぎ、焦る気持ちの一方で、「ここまで来たら妥協出来ない」という気持ちにもなりました。

そうしているうちに、自分は何がやりたいのか志望がこんがらがってしまい、退職から8ヶ月が過ぎた今では、エンターテインメント業界以外の会社も見始めています。

注意!離職してからの転職

会社を辞めてしまえば時間が出来るので転職活動に集中することが出来るかも知れません。

しかし、離職してからの転職活動には注意したいことがたくさんあるのです。

①収入が途絶える

失業給付が出るまでの我慢という方もいるかと思いますが、会社を辞めてもこれまでの生活は変わりません。家賃や食費などの固定支出に加えて、細々とした転職活動費もかかります。また住民税等は前年度の収入から算出されるので、働いていなくとも納めなければなりません。ある程度の貯蓄がなければ、生活に余裕がなくなり、間違った判断をしてしまう可能性も!

②離職期間(ブランク)

職歴があき過ぎると、企業は良い印象は抱きません。「なぜこんなにあいているのか?」「この期間は何をしていたのか?」ポジティブな発想に発展しづらい状況になります。また、前職の経験を活かした転職の場合、ブランクがあるとせっかくの経験が半減することもあります。アルバイトで食いつなぐのも大切ですが、希望職種とまったく関係ない仕事をいくら経験しても転職時に優位にはなりません。

③保障のない転職活動

会社を辞めてまで就きたい職種があったとしても、必ず就けるとは限りません。求人数、タイミング、向き不向き。自分の希望が叶う保障など1つもありません。

④負のオーラに包まれる

離職期間が長くなると、その人が持つ空気感が変わることがあります。生活リズムの変化、うまくいかない転職活動、心もとない収入、将来への不安など。明るい方だったはずなのに、ネガティブなオーラを発するようになる方もいます。

やっぱり現職中の転職活動をおススメ

皆さんそれぞれ事情があるかと思いますが、可能な限り現職中の転職活動をおススメします。

特に、マスコミ・エンターテインメント業界への転職を志望されるなら尚更です。

誰もが就ける職種でなかったり、少ない枠を争うことも多々あります。

職歴は取り返しがつきません。

希望する転職が出来るよう、早まった判断はしないようにしましょう。

就職・転職サポート応募

≪石川かおり≫

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