3つの“アワナイ”で不採用

2016年6月20日

不採用

履歴書や職務経歴書の選考を通過し、いざ面接!となったはいいのですが、なぜか面接で不採用となる方がいます。

社会人としてのマナーがなっていない方、印象の良くない話し方や清潔感のないルックスの方が面接で不採用になるのは理解できるのですが、一見何も問題のなさそうな方、むしろ採用候補としては高い位置にいるような方が不採用を食らうとその理由が気になるものです。

そこには、企業との3つの“アワナイ”が原因の場合が多いのです。

不採用理由①「社風にアワナイ」

社風に合うか合わないか、実は企業が採用活動をする上で一二を争うくらい重視していることです。

よく比較されるのは、『体育会系』か?『文化系』か?

業種によりどちらかが顕著に現れている企業はあります。

「みんなでバリバリ残業して頑張ろう!」みたいな職場とか。

「個別に与えられた仕事を淡々とこなす」みたいな職場とか。

職場の雰囲気は居心地を左右する大事な点です。

また、表面的なことだけではなく、考え方や理想が同じであることを求める企業が多いのです。

解決方法

仕事なのだから、社風に合わないからと辞めていたらキリがありませんが、無理に合わせる必要もないのではないでしょうか?

ただ、社風に合わない会社に入社することを極力防ぐ方法はあります。

採用選考を受ける前に、企業のホームページや公式SNSをチェックすることはもちろん、社員のSNSまで追跡調査!?するべきです。

ちなみに、企業も応募者のSNSをチェックしています。。。

不採用理由②「つじつまがアワナイ」

面接で話していて、履歴書や職務経歴書に書いてあることと異なる回答が飛び出した場合、一気に信憑性がなくなります。

前職を辞めた理由と自社を志望する理由がリンクしないとか。

空白期間になにをしていたのか納得いく説明になっていないとか。

一次面接では特に経歴についての確認が行われます。

面接官の頭に「?」が浮かんだ時点で終了です。

解決方法

前職を辞めた理由があまり感心しないものだったとしても、これからの自分に期待をしてもらえるようフォローすることがポイントです。

退職したことへの正当性ばかりを主張しても、良い印象に結びつくことは難しいものです。

不採用理由③「条件が折りアワナイ」

給与希望が企業の提示と折り合わず、採用が見送りになるケースがあります。

解決方法

自分の価値を客観的に判断することが出来るかどうか。

未経験職なのに、前職と同じ給与希望を出しても無駄です。

面接で評価制度やモデル給与を確認して、将来的なことも視野に入れることが大切です。

また、業界の相場を調べることで、そもそもの職種選択の参考にもなります。

永遠にわからない!?不採用理由

企業から不採用の理由をズバッと言われることはほとんどありません。

いわゆる『お祈りメール』という不採用通知が届くのが一般的です。

「○○様

株式会社○○○○ 人事部 採用担当でございます。

先日はお忙しい中、弊社にお越し頂きまして
ありがとうございました。

さて、慎重かつ総合的に選考を重ねました結果、誠に遺憾に存じますが、
今回については採用を見送らせて頂くことになりました。
何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

末筆ながら ○○様の今後の益々のご活躍をお祈り申し上げます。」

中には不採用通知すら出さない企業もあります。

それが、『サイレントお祈り』

「連絡がない場合はご縁がなかったということでご了解ください」というわけです。

書類選考の結果に至っては、大企業の4割弱が不採用通知は出さないことがわかりました。

合格者のみに通知する企業

HR総研:2017年新卒採用動向調査より

不採用の理由を詳しく説明する法的義務はありませんが、せめて通知くらいはしてあげて欲しいものです。

キャリアトレインのような人材紹介会社経由で企業の選考に進んだ場合、不採用理由は明確になります。

人材紹介会社は、求職者(登録者)がなぜ不採用になってしまったのか、理解出来るまで企業に確認するべきなのです。

不採用理由は、次に進むための一歩になります。

人材紹介会社を利用して、納得のいく就活・転活にして頂ければと思います。

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≪石川かおり≫

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