面接前のアンケートでわかる2つのこと

2016年6月16日

事前アンケートを書く男性

就職・転職面接で、面接が始まる前の15分~30分程度で応募者にアンケートの記入を求める企業があります。

用紙1枚程度のものが一般的で、何枚にも渡る質問事項がびっちりのアンケート用紙もあります。

先日、あるイベント制作会社の面接に臨んだ求職者(登録者)は大量のアンケートに苦戦し、1時間以上も費やしてしまいました。

これから面接で顔を合わせるのだから直接聞けばいいのに、なぜ面接の前にアンケートなどとるのでしょう?

長くても1時間程度の面接で、面接官は多くの情報を応募者から得る必要があります。

面接では履歴書や職務経歴書に沿った話になることが多く、応募者の人となりや考え方、希望する条件など、細かく聞いていたら時間が足りません。

また、顔を合わせる面接だからこそ見るべきポイントも違ってきます。

それは、書類上ではわからない応募者の“印象”です。

態度、話し方、熱意など、紙では伝わりにくいものを吸収するのに精一杯なのです。

面接前のアンケートで知りたい2つのこと

アンケートは大きく分けて3つの構成で出来ています。

①人間性・志向

応募者という“人間”を知る為に、考え方や価値観を問う質問が多くなります。

■趣味・特技はありますか?
■周りからどんな人だと言われますか?
■普段大事にしていることはありますか?
■あなたにとって仕事とは?
■どんな時に喜びを感じますか?

②志望動機・キャリアプラン

志望動機は面接でも聞かれますが、会社や仕事に対しての考えを“率直”に聞く為の質問です。

■当社の印象を教えてください?
■他に受けている会社はありますか?
■当社でやりたいことはなんですか?
■この仕事は今後どうなっていくと思いますか?
■将来の目標や夢はありますか?

③希望する諸条件

面接では聞きづらいことですが、一番“大切”なことでもあるので確認の意味を込めて。

■現在の年収と希望年収
■残業や休日出勤の許容範囲
■勤務地希望、転勤の有無
■入社日はいつ頃になりますか?

これらを記入してもらうことで、面接官が知りたい2つのことがわかります。

応募者はどんな人うちの会社にマッチしているのか。

面接前のアンケートで気をつけること

①文字は丁寧に記入

わざわざ手書きさせる意味はここにもあります。
「字は体なり」「書は人なり」なんて言葉があるくらいです。
例え、字が下手でも丁寧に書いた字は伝わります。

②ネガティブな表現はNG

前職の待遇の悪さや人間関係など、大きな転職理由だったとしても爽やかな表現には繋がりません。
次の会社に期待するポジティブな表現を意識した方が良いでしょう。

③就活・転活にふさわしくないこと

趣味やプライベートなことを聞かれた際、「酒」「パチンコ」「ギャンブル」などの健康的とは言えないことは避けるべきです。
また、個性の出し方を間違えた受け狙いもNGです。ふざけていると思われてしまいます。

面接前のアンケートがあったらラッキー!

面接では聞けなかったことや、話しそびれることはたくさんあります。

自己アピールも希望条件も、書面に残せる機会をもらったというわけです。

真剣な想いを、アンケート用紙に託してみましょう!

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≪石川かおり≫

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