『報道番組』制作志望者に必要なコト!?

2014年11月13日

立て続けに『報道番組』制作志望者からの就職・転職相談を受けたのですが、傾向として2つのパターンが見られました。

①使命感を持って報道番組に携わりたいから

②ルーティンで勤務出来るので週1日は休めるから
※報道番組は月曜~金曜に放送される番組が多い

特に、報道以外の番組制作を経験してきたアシスタントディレクター(AD)が、報道番組を希望するパターンも多くなっています。

その場合、ほとんどが②週1日で休みたいという理由です。

月曜~金曜に放送される報道番組は生放送がほとんどです。

生放送に携わるスタッフは○時~○時までの放送時間が終われば業務終了。

よほどの大事件・事故等がない限り、シフト(スケジュール)通りの働き方が可能です。

例えば担当曜日が月曜木曜の場合

月 出勤

火 休日

水 出勤

木 出勤

金 出勤

土 休日

日 出勤

このように週休2日のシフトで勤務しているADさんもいます。

勤務時間は生放送の時間帯にもよります。

朝の番組であれば前日午後から出社して翌日の放送に備えます。

ただ、これらはあくまでも生放送に関わるスタッフだけのお話です。

番組内のVTR(特集コーナー等の取材して編集しているもの)を制作しているスタッフは、放送時間に合わせたルーティン業務というわけにはいきません。

ニュースの現場

一口に『報道番組制作』と言っても、どの役割を希望するのか考えなければなりません。

役割により勤務地も変わってきます。

VTR制作でしたら、各制作会社で作ったものを局に持ち込む場合が多いです。

生放送担当でしたら、局に常駐して事前準備・生放送中のスタジオ進行等を行います。

ハードワークで知られている番組制作の仕事で、休みがあり残業が少なめの環境があるのならば希望する方の気持ちはわかります。

ただ、やはり少なからず持ち合わせた方が良いのは①使命感のようです。

報道番組志望者への面接では必ず「最近気になるニュースは?」聞かれます。

新聞一面、報道バンバン系の誰もが知っているニュースでも問題ありませんが、報道番組志望者ならば皆があまり注目していないニュースにも目が言って欲しいものです。

専門的である必要はないのですが、「報道番組を通じて自分は何をしたいのか」「世の中に何を伝えたいのか」等を持っていないとADで終わってしまう可能性があります。

バラエティ等のコメディ、エンタメ色が強い番組とは異なる適正が報道番組には求められてくるようです。

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《石川かおり》

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