【石川かおりの業界人取材レポート】第10回:なぜかベテランの風格!?入社2年目のアシスタントディレクター!

2014年6月25日

家が近所ということもあり、以前ある番組制作会社にご紹介させて頂いたアシスタントディレクター(AD)のAさんと休日ランチしました。

Aさんとは1年振りの再会。

入社当時は大学を卒業したばかりの新卒でした。

たった1年しか経っていないのにベテランADのような風格で何とも頼もしい!

Aさんが入社した番組制作会社は、キー局の関連会社ということもあり、労働環境が整っていることで知られています。

担当番組によるのですが、Aさんは週休1~2日は取れているそうです。

情報系の番組を担当していて、ロケもスタジオ収録も有り、バランスよく番組制作に携わっている楽しさが伝わってきました。

無理のない労働環境であることも影響していますが、Aさんが活き活きと働くことが出来る理由は人間関係にもありました。

とにかく周囲の人達が良い人ばかりで、随分可愛がられているようなのです。

Aさんの明るくて元気な性格とやる気を皆さんが買っているのでしょうが、先輩に恵まれたことは確かです。

特に直属の先輩ADやディレクターのことをAさんは尊敬していて、その方達のことをキラキラ話してくれました。

「尊敬出来る先輩がいない」と言って辞めていくADが多い中、Aさんは本当に幸せです。

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入社時からAさんは心がけていることがあるそうです。

①声の大きさ

②笑顔

③身振り手振りを大きく

④自分のプライベートをさらけ出す

⑤簡単に謝らない

Aさんが体験してきたことから生まれたこともありますが、まずは表面的なことから始めたそうです。

ADはスタジオ収録の時に、技術さん達までに伝わるくらい大きい声で何かを伝えることが多々あります。

「台本の○○が変わった」「タレントがスタジオ入りした」「○○が遅れる」など。

伝達係りとしての役割は大きいのです。

笑顔(笑い声)と身振り手振りを大きさは、収録時にタレントさんの発言に反応したり、場を盛り上げる時に発揮します。

人と話す時の話題作りに自分のプライベートをさらけ出すこともあります。

「昨日こんなことがあって~」「私は○○なんですよ~」

コミュニケーションを円滑に取る為の手段その1となっているそうです。

「簡単に謝らない」というのはAさんの面白い考えなのですが、こういうことだそうです。

知らないことを怒られたら「ありがとうございます」
同じことをまた怒られたら「すみません」

なるほど、二度と同じことでミスするまいと言うAさんの気持ちが伝わってきました。

ADとして2年目に突入し、思わぬ壁にぶつかることもあるかと思います。

でもAさんなら大丈夫だろ・・・、うん。

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≪石川かおり≫

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