あなたの会社は何色ですか?会社の色に染まるとは…

2013年10月17日

いろいろなカラー

最近何かと話題のブラックとかホワイトの話ではありません。

企業の選考のお手伝いをしていると、相変わらず第二新卒の需要が高く、その理由として
・まだ若いが、新卒と違って社会人としての基本やビジネスマナーを身に付けている
・多少の経験は持っていても、特定の会社の色に染まりきっていない
と言った話を耳にします。

この「会社の色に染まる」と言う部分について触れてみます。

一社で長く勤める事は、日本では非常に評価される事ではありますが、同時に、転職後の新しい会社に馴染めないケースが多々あります。

その会社のルールが自分の常識となっていて新しい会社のルールを非常識に感じてしまったり、些細な事でも前職と比較してしまい、その違いに一喜一憂してしまったり。

転職のお手伝いをしていると、2度目、3度目の転職者は珍しくありませんが、比較的共通しているのが2社目の社歴が短いケース。
1社目である程度長く勤め、満を持して転職した結果、「あれ??こんなはずでは・・・」と早めの軌道修正を考えるようになり、3社目で「今度こそ!」と転職に慎重になって相談にみえる方が多いようですね。

また一度転職を経験し、改めて前の職場の良さを知る方も意外といるようです。

例えば給与制度ひとつを例にとってみても・・・

「前職ではこれだけもらっていたので、転職先ではこれと同じか、これ以上の提示を求めたい」

と希望する方はたくさんいますが、給与基準は会社によってマチマチ。
もともとの基本給が高く、そこから毎年安定した昇給を繰り返してきた人が、転職先で意外と低い給与額を提示され「評価されていないな」と感じる事は多いと思います。
ただ、前職ではあくまで会社の給与制度に則って昇給してきただけで、あなたの実力を高く評価しての支給額ではなかった可能性があります。
そもそも長く勤めている事自体が評価されている場合もありますので、それを転職先に求めるにはやや無理がありますね。

また、仕事の進め方についても・・・

前職と転職先の仕事の進め方について「前はこうじゃなかった!」「自分のやり方で進めたい」と言う話を聞きますが、同じような仕事をするにしてもまずはその会社のやり方に従ってみるのも重要です。
転職先が、社内の仕事の進め方に相当な疑問を感じていて、「ぜひあなたのやり方で」と求められているのなら話は別ですが、仕事を進める上で、何を優先し何をリスクとするかはその会社が決める事です。
新しいやり方を受け入れた上で、自分のやり方の方が良いと思う部分を徐々に取り入れていけると良いですね。

そして以前のブログにも書きましたが、“人間関係”。

前の職場と新しい職場の人間関係を比べても仕方がありません。
もしかすると前の会社の人が良くて新しい会社の人が悪いのではなく、前の会社はあなたが長く在籍していた分、少しだけ居心地が良かっただけかも知れません。

就職転職サポート

即戦力を求めている企業にとって、その経験はぜひ欲しいところ。
しかし、経験者には経験者なりのプライドもあり、それを持ち込まれる事によって社内不和が生じるリスクもある。
社内に研修制度がないまでも、それなりに教える環境があるとすれば、出来る事ならどの会社の色にも染まりきっていない人材を採用し
自社の色に染まって欲しいと言う企業の思惑も理解できます。

転職に限らず、隣の芝生は青く見えるもの。
人の会社と自分の会社を単純に比較して転職を考えると、思わぬ失敗を招く恐れがあります。
今の会社がどんな色で、あなたがどんな色を求めているのか、キャリアトレインの転職相談でぜひ聞かせてください!
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