【就職・転職サポート事件簿】遅刻したから辞める!?一人一人かけがえのない社員という自覚を!

2013年8月5日

やや平穏な日々が続いていると思いきや、

やっぱりキター!!

立て続けに2名のAD逃亡事件(泣)

こういう事件が起こる度に、人材紹介会社としての有り方を考えてしまう。

正直に話してしまうと・・・
番組制作のアシスタントディレクター(AD)希望者に関しては、

100%完璧に推薦しても問題のない人なんていない。

番組制作の仕事への資質が見られない人でも、
本人の希望があり、採用企業がOKを出せば、
人材紹介会社があえて止めることは出来ない。

資質と言っても難しい判断ではなく、

志望動機が不鮮明であったり、
これまでの生き方に疑問を持ったり、
目指す業界への理解度が低かったり・・・。

キャリアトレインの就職・転職サポートでは、
理想と現実のギャップを整理し、
仕事への理解を求め、就業意欲の確認を行い、
企業へのエントリーまでに、出来るだけミスマッチを防ぐ手段には出ている。

 

ただ、実際に働いてみて、本人の理解を超えてしまうのか、
すぐにフェードアウトしてしまう人も多い。

働いていると何かしらの壁にぶつかり、
逃げ出したくなることもあるかも知れない。

それにしても今回の2名の逃亡は、あまりにも次元が低い理由だったのだ。

「遅刻したので辞めます」

1名は一応このような内容のメールが来たとのこと。

もう1名は何の連絡もないので想像だが、
入社して2週間、入社日を除いてほぼ毎日遅刻。
朝が苦手とは聞いていたが、いよいよ来るのも面倒になったのか!?

以前にも同じ理由で来なくなったADの話はあった。

遅刻してしまうと、「もういいや・・・、辞めちゃえ」という発想に至るらしい。

遅刻する理由を深く考えると、
精神に弱っていたり、平常心ではないのかも知れない。
学校なんかでもよくある、行きたくないとお腹が痛くなるパターン。

単純に遅刻=寝坊ではなく、
寝坊に至るまでの過程はあるのかも知れないが、

それにしても社会人としてどーなのよ!!!

この人達だっていつかまたどこかに就職するだろうに、
遅刻する度にバックレ退職!?
んなアホな。

 

アシスタントディレクターを希望する求職者には、
このような次元の低い話しを言って聞かせなくてはダメなのだろうか?

ちゃんとやっているAD諸君に語弊があれば大変申し訳ない。

アシスタントと言えども、背負っている番組や責任がある。
本人が思っている以上に、自分は代わりが効かない人間だということ。

自分の代わりはいくらでもいるというのは大きな間違い。
会社は期待をかけて、育てる為にあなたを採用しているのだ。

 

ADの逃亡が続いたこの週末、私は本屋で一冊の本を手に取った。

『特に深刻な事情があるわけではないけれど私にはどうしても逃避が必要なのです』(山口路子/中経出版)

岡本太郎、ドストエフスキー、ニーチェ、サガン、ピカソなどの「逃避」に関する名言集だ。

まさか言葉のまま「逃避」するわけではなく、様々な「逃避」が紹介されているが、
この本の最後はこう締めくくられている。

「人生からは逃げたくない」

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