【ショック!こんな会社は嫌だシリーズ】第5回:「知らない人に付いて行っちゃダメ」・・・ですよね?3者の信頼で成り立つ人材紹介

2013年5月8日

キャリアトレインには毎日のように、多くの番組・映像制作会社からのアシスタントディレクター(AD)の求人依頼がやってくる。

求人広告を掲載してADを探すパターンも増えてはいるが、人材紹介としてAD希望者を紹介するパターンも多い。

ADを探している企業はたくさんあるので、求人数は多いのだが、それに見合う程のAD希望者はいない。

なので、企業から求人依頼を貰っても、すぐに人材の紹介が出来るわけではない。

ただ、AD希望者がいないわけではないのだ。

理由があって、すべての企業に人材紹介が出来ないのである。

理由①『信頼出来る会社にしか人材紹介はしない』

企業の中には、電話だけで「ADいない?」と言うところもある。
知っている企業ならいざ知らず、新規の問い合わせは困る。
いるもいないも答えにくいのだ。
AD希望者がいたからと言って、紹介出来るとは限らないのである。

だいたいは、企業に訪問し、
求人について詳しくヒアリングさせてもらうのだが、
それを拒否する企業もある。
急いでADを探しているのはわかるのだが、
ハッキリ言って、得体の知れない企業に人材紹介は出来ない。

雇用形態や給与などの基本的な条件はもちろん。
社内の雰囲気や、先輩となる人はどんな人達なのか、
求める人物像や将来像、企業のビジョン、などなど。

人材紹介会社がきちんと理解していないのに、
どんな人材をマッチさせればよいのだろうか?

だいたい、AD希望者に企業のことを何と説明したら良いのか・・・。

「企業のことは知らないんですけどね、応募してみます?」

言えるわけがない!ありえな~~~~い!!!

理由②『条件が悪すぎる会社』

上記のように、企業の詳細をヒアリングさせてもらうまでは良い。
ただ、確認した上で、労働条件があまりにも悪い企業もある。
休日や労働時間、給与なども他社と比較して良くないなど。
社内の人間関係がギスギスしていたり、
離職率が極めて高い、などなど。

それでも良いというAD希望者はなかなかいない・・・。

客観的な視点で、指摘させてもらうこともあるのだが、
そう簡単に企業は変えられない。
残念ながら、よほどチャレンジャーなAD希望者が現れない限り紹介は難しい。


理由③『採用要件がマッチしない』

「AD希望者がいる」と言っても、
やはりほとんどがまったくの未経験者。
AD経験者ももちろん登録してもらっているが、
何か理由があっての転職なのだ。

1週間に1日は休める企業が良い
週休2日の企業が良い
月給25万円以上でボーナスがある企業が良い
ドキュメンタリー番組に就きたい
正社員になりたい
女性が活躍している企業が良い
大きな会社が良い

などなどなどなど。
求職者の希望は色々だ。

採用要件と本人の希望が合わなければ、やはり人材の紹介は難しいのである。

人材紹介とは、企業のことを知った上で、希望者が現れるという、確率・効率の良い採用手段なのだから、採用条件を整理して有効に利用してもらいたい。

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≪石川かおり≫

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