「ただの人」か?「業界人」か?待ちぼうけで~転職適齢期と共に去りぬ~

2013年4月17日

「芸能マネージャーになりたい!」

キャリアトレインには全体の半数になる日もあるくらい、
芸能プロダクションへの就職希望者が多い。

来春卒の学生、12年卒の新卒、社会に出て数年の第二新卒、
30歳を過ぎての転職希望者などなど。

なぜこんなにも人気職種なのか?
現役の芸能マネージャーさん達に言わせるとありえないそう(笑)

勤務時間や休みは不規則だし、
だからと言って給料は良いわけでもない。
マネージャーはタレントにくっ付いていれば良いのではなく、
「営業」として仕事を取ってこなくてはならない。
しかも簡単に取れるわけではない。

実際にマネージャー希望者と話をすると引いていく人もいるが、
「楽しそう」という幻想を捨てられない人もいる。

もちろん辛いことばかりではなく、
努力した末にタレントや事務所と共に得る、感動や喜びもあると思う。
一旦芸能の世界に入ると、
辞められないほど“クセ”になるマネージャーもいる。

芸能マネージャーを志すのは構わない。
むしろキャリアトレインはそういった志望者を応援する会社である。

ただ、マネージャー募集の求人自体が多くはない。

「未経験者歓迎」の求人ももちろんあるが、その裏には、下記のような要件もあったりする。

・年齢制限
・社会人経験必須
・性別
・運転技術
・学歴
・どこに住んでいるか

30歳以上の業界未経験者はまず難しい。

社会人としてのベースが出来ていないと思われてもダメ。

担当するタレントによってはマネージャーの性別も希望がある。

大手やこだわりがある事務所は学歴も問う場合もある。

運転が出来るだけではなく、都内の地理を知っている人を求める。
ということで、地方在住者はかなり不利。

そんな求人状況の中で、
チャンスをひたすら待って待って待ち続けた結果、
無職のままでいたり、アルバイト生活が長くなってしまう人もいる。

ますます不利になっていることに気づいてもらいたい。

考え方を少しだけ変えて、
マスコミ・エンタメ業界への切符を手にした2名をご紹介しよう。

福岡県在住のOさん(22歳)は、
地方在住故か、書類選考がほとんど通らない状況だった。
とにかく上京して、業界のノウハウを習得したかったOさんは、
番組制作の仕事に就いたのだ。

タレントマネジメントと番組制作を切り離す必要はないと考えた。
番組の作り方や考え方を知らないで、どうやって営業が出来るのか。
前から思っていたことだった。
アシスタントディレクターとして3ヶ月が経とうとしているが、
「案外番組制作に適性があるのかも?」と思い始めているそうだ。

大阪在住のKさん(21歳)は、
大学を卒業してフリーターにはなりたくなかった。
とにかくマスコミ・エンタメ業界に入り込み、
人脈みたいなものを作りたいと考えていた。

現在、以前から興味があった番組制作の仕事に就き、
業界のあらゆることを吸収している。
夢であるタレントマネジメントは、
力を付けた時にチャレンジしようと思っているそう。
番組制作の仕事(アシスタントディレクター)は求人が多い分、
就職をしようと思えば何とかなるかも知れない。

ただ、生活のすべてをかけて取り組んでいる人もいれば、
職業としてプロフェッショナルに活躍している人もいる。

「本当は芸能マネージャーになりたいんだけど、仕方ないから番組制作で。」
なんて人はお断りだ。

そもそもそういった発想の人は芸能マネージャーも向いていないかな。

職歴なしで不利に不利を重ねていくのか?
業界人としてあらゆる知識と経験を積もうとするのか?

「なりたいなりたい」ではなく、うまく立ち回れるくらいになって欲しい。

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≪石川かおり≫

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