「その『退職理由』気持ち悪いですから~!残念!」(古!?)

2013年4月8日

面談担当者「前職をお辞めになった理由は何ですか?」

求職者「ちょっと色々あって」

面談担当者「色々?」

求職者「~ん。ちょっと違うことをやってみたいと思って」

ここからの攻防戦は割愛。

角度を変えて何とか『退職理由』を聞き出そうとしたが、
むにゃむにゃとハッキリした答えが返って来ない。

結構あるのです、このパターン。

尋問ではないので、
こちらも空気を読んで質問を終わらせなければならないのだが、
しっくりするわけがないのだ。

これが企業面接だったらどうでしょう?

みなさん『志望理由(動機)』で面接官にアピールし、
納得させようと意気込みますが、
実は忘れちゃならないポイントは『退職理由』なのだ。

前職が自分にとってパーフェクトな会社だったら辞めない。
必ず何かしらの『退職理由』が存在するわけだ。

面接で聞かれる定番である『退職理由』で、
面接官を納得させようではないか!
よくある『退職理由』

・キャリアアップ出来ない
・人間関係がうまくいかなかった
・給与や残業などの労働条件に不満
・会社の経営状態が悪化
・家族が病気になった
・体調不良

言うは易し。

例えば、一番上の「キャリアアップ出来ない」
これを言う人に限って、客観的に見ると、
「キャリアアップ出来ないでしょうね・・・。」と思う人が多い。

そもそも「キャリアアップ」とは?
人それぞれ判断ポイントが違うと思うが、
これを言うならもっと具体的に言わないと納得出来ない。

昇進することがキャリアアップなのか?
給与が上がることがキャリアアップなのか?
仕事の幅や裁量が増えることなのか?
色々とあると思う。

自分が目指す位置を明確にした上で、
「自分はこういう努力をしたけれど、○○の理由でそれが出来なかった。
ですので、御社では出来るように頑張りたい。」
と続かなくてはならないのだ。

ただ、キャリアアップ出来ないから辞めましたでは、
「キャリアアップなめんなよ」と思ってしまう(ニコ)

「人間関係がうまくいかなかった」も同じ。
どこにでも合わない人間はいるのだからうまくいかないことはある。
でも、自分はうまくいくようにどれだけ努力をしたのか?
相手に変わって欲しいと求めるだけではいけない。
「それでもダメだから〇〇なのです。」
と言わなければ、
「うちに入っても人間関係を築けない子なのかな?」
と思われてしまう。

“マイナスのイメージをプラスに変換する”

プラスの『退職理由』はなかなかお目にかからない。
不満がなければ辞めるわけないのだから。

言葉の持って行き方でいくらでも変換可能なのだ。

ごまかそうとするのが一番ダメ!

「隠そうとしている」「何かあったなこの子は」
面接官に不信感を抱かせるだけなのだ。

そもそも面接ではなぜ『退職理由』を聞かれるのか?

簡単な話しだ。

会社も求職者も不幸にならない為。

前職と同じような不満を抱かせることが次の会社にあるならば、
また辞めたくなるでしょう。

『退職理由』を確認することでミスマッチを防げるのだ。

とにかく正直であることが大切な例がある。

マスコミ業界でよく聞かれる『退職理由』として、
「昔からやりたかった」というセリフがよく出てくる。

辛辣なマスコミ業界の住人はこう思うのだ。

「だったらその時にやればよかったじゃん」

「出来なかったの?やらなかったの?」

行動に移せなかった自分を省みて、素直に言えばいいと思う。
今本当にその仕事に就きたいならカッコつけてもしょうがない。
マイナス面をさらけ出してでも今の自分を納得させるのだ!

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≪石川かおり≫

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