「ADになりたい」は大間違い!20代のただの思い出作りで終わらない為に・・・

2013年3月18日

テレビ番組制作会社の“ぼやき”ナンバーワンと言うくらい、
よく言われていることがある。

アシスタントディレクター(AD)の募集をすると、

「ADになりたい!」

という応募者が必ずいる。

ADの募集なのだから間違いではないが・・・。
「で、3年後、5年後は何になっているの?」

「ADとして一人前になっています!」

・・・。

何から話したらよいかわからなくなる。

これでは全然ダメ!

アシスタントディレクターとは、その名の通りディレクターのアシスタント。

ずっとアシスタントのままでいる気なの?

ちなみにテレビ業界に30歳以上のADがいないのはなぜか?

それまでにディレクターやアシスタントプロデューサー(AP)とかになっているから。
もしくは、ADより上にステップアップ出来ずに辞めていくのだ。

ADの募集に応募する時は、

「ディレクターになりたい!」というのが正解なのだ。

ディレクターやAP、プロデューサーになれなければ、ADをやっても何にもならない。

頑張っていても結果的になかなかチャンスが訪れない人もいるだろう。

そういうことではなくて、
最初から「AD」になることしか想定していない人に、
会社は何を期待したら良いのだろう???

先輩の手足となり、ただのお手伝いで終わって良いなら「AD」をやってみれば良い。

ディレクターになって、
「こんな番組が作りたい」「こんなことをやってみたい」

そんな目標や夢を持たないままADになっても、いつまで続くかなぁ・・・。

とは言え、漠然と「テレビが好きだから」という理由で番組制作の世界に入ってきた人もいた。
ADとなって、やっていくうちに目標を見付けたのだ。
今はいっぱしのディレクターとなって活躍している。
今思えば、「テレビが好き」というレベルが他の人よりも上だったかな。
好きな番組が具体的にすらすら出てきたし、本当に好きなのはよくわかった。

どこの世界でも、面接の時にはその仕事を志望する理由が必要だ。
番組制作の仕事がしたいと思って来ているのに、
その理由を説明出来ない人が多過ぎる。
間違いなんてないのだから、自分なりの理由を是非語って欲しい。

supprot

≪石川かおり≫

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