【実録!内定者シリーズ】第5回:九州~東京へ!ポスプロの内定をゲットする為にしたこと

2013年3月15日

地方・年齢・口下手

この三重苦を乗り越え、見事就職を決めた新卒をご紹介しよう。

地元九州で、映像編集の専門学校に通っているS君(24歳)
将来はCGクリエイターになるという夢を持ち、
大学を卒業した後、専門学校に入り直した経歴を持つ。

というわけで、専門学校卒の新卒だけど、24歳。

未経験OKの求人で、24歳という年齢はちょうど良いのかも知れない。
ただ、24歳で社会人経験がないとなると話は違う。
四大卒なら2年間社会人経験がある年齢。
専門・短大卒なら4年も経っている。
24歳の新卒はスタンダードな新卒と比べると不利になる。

さらに、東京で就職したいという希望があるS君は、
面接の為に何度も上京しなければならない。

本人は「もちろん大丈夫、行かせて欲しい」と言うのだが、
企業から見ると、やや敬遠してしまう。
同じような希望者なら東京近郊にいくらでもいるからだ。
わざわざ高い交通費を払わせてまで呼ぶのも悪いと思うのだ。
本人はそんなことより就職したいのに、
何とも歯がゆい。

さらにさらに、面接まで進めたとしてもネックがある。

S君の口下手っぷりは、見ていてはらはらするレベルなのだ。
終始微笑みを忘れず、返事はハキハキしているのだが、
自分の想いを伝えることが苦手。
とにかく言葉足らずなのだ。
業界的なノリから見ると、ちょっと面白みがない。
映像編集マンはお客様相手の仕事なのだから、
本当は口下手じゃ困る。

こんなS君だが、東京のポストプロダクションから内定を得た。
なぜだろう???

それは、
今まで自分が制作した作品をまとめたムービー作品集を、
DVD(デモリール)と紙ベースで大量に作成し、面接で企業にアピールしたのだ。

言葉はいらないと言ったら大げさだが、
それを見れば、どれだけ映像が好きで、
学生なりに工夫して作り上げたかがよくわかるのだ。

もちろんプロから見れば学生レベルでしかないのだが、
「とにかく映像が好き」「この仕事がしたい」ということが伝わったのだ。

「映像編集の仕事がしたい」と言う子が数名いたとしたら、
作品集を持って一生懸命アピールする子に目がいくと思う。

志望が“根拠”として表せるのだ。

では、映像系の専門学校に行っていないとなれないのか?
自分の作品がないとダメなのか?

そんなことはない。

案外まっさらの子の方が馴染みやすかったりもする。
映像編集と言っても、アシスタントのうちは雑用ばかり、
多少編集をかじっていると、夢と現実につまずくこともある。

S君の場合、自身のウィークポイントを払しょくする為に有効だっただけだ。
でもこのS君は本当に偉いと思う。
すでに上京する目処を立て、4月の入社に向けて準備しているそう。
頑張れS君!!

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≪石川かおり≫

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