天と地ほどの差がある「新卒」という共同体。同じ道を歩いていると思っている感違い!

2013年2月26日

年明けから、この3月に卒業する「新卒」からの応募が激増している。

映像系の専門学校生、四年制大学生、マスコミとは関係ない専門学校生など。
関東に限らず、福岡や愛知、北海道などの地方の学生も多い。

話を聞くと、これまで就職先が決まっていない理由は様々だ。

①ずーっと、マスコミ系に絞って就活をしてきたが内定を得られなかった。
②マスコミ系以外で就活をしてきたが、やっぱり本当にやりたい仕事にチャレンジしたい。
③専門学校生で、“卒業制作”に全力投球していて就活どころじゃなかった。
④やりたいことが見付からず、就活に身が入らなかった。
⑤そもそも就活を一切していないかった。
⑥内定を得られないであろうキャラクターの持ち主・・・。

他にも、
家業を継ぐかどうか迷っていた。
留学していたら就活の波に乗り損ねた。
単位を落として卒業出来るかどうか怪しかった。
色々内定は得ているが、まだ探している。

同じ「新卒」にも様々な事情があるもんだ。

このような新卒を救う?企業がある。

卒業間近になっても十分間に合うのが、マスコミ業界(特に映像業界)なのだ。

翌年の番組を確実に見込めない番組制作会社という特性上、
半年~1年も前から採用活動はしないところが多い。
応募は受け付けているかも知れないが、実際に動き出すのは年明けなんてことも。
4月以降の制作見込みが立った時点で募集を本格化するのだ。
なので、上記のような新卒とガチッとマッチするのが今の時期なのである。

さて、企業の採用担当者の中にはこのような見方をする人もいる。

「しょせん就職出来なかった子達でしょ?」

実際、そう思わざるを得ない新卒もたくさんいる。
例をあげてみよう。

・四年制大学生(女性)
舞台が好きで、制作又は役者のマネージメントを目指して就活を続けてきた。
企業のことを入念に調べ、やりたい気持ち、動機が実に明確。
面接官も納得の人材だ。
超大手芸能事務所の最終面接にこそ落ちてしまったが、ほとんどの企業で内定をゲット。
ただ、やりたいことにドンピシャリと当てはまらないことから、
いまだに就活を続けていた。
念願叶って、今月運命の企業に出会い、やっと決めることが出来たのだ。

・四年制大学生(男性)
これまで不動産業界や飲食業界を受け続けてきたが、
やりたいことを考えた時、「芸能マネージャーだ!」と閃いた。
話を聞くと、「タレントをマネージメントしたい」の一点張り。
どうやってマネージメントするの?
そもそもなんで興味を持ったの?
根拠を探ろうと質問をしても、どれも明確な答えは返って来なかった。
とにかく芸能プロダクションに入れば、育ててもらえるのだと言う。
さらには、有名なタレントがたくさん所属しているプロダクションが良いと言う。
たくさんのプロダクションがあることを知らないのだ。
この新卒は、「思いついちゃった系」の典型。
話をするうちに、やりたいことがころころと変わっていく。
いまだに内定をどこからも得られていない。

新卒同士を比べると、
「やる気」「熱意」みたいな気持ちの部分もそうだが、

Word、Excel、PowerPoint などPC能力の差もある。

実務で使っているわけではないので、実践で使い物になるわけではないが、
PCを使えなくては仕事にならないのだという、
意識を持っているのと持っていないのとではまったく違う。

PCを使うと言えば、「リサーチ能力」にも差が出てくる。
自分がなりたい職業、入りたい会社・業界のことを、
まったく調べていない新卒がまた多いこと。
今時PCやらスマホでちょちょいでしょ?

とどのつまり、「本当にやりたい仕事なのか?」ってことなのだ。

私は気軽に就職相談に来てもらいたい一方で、
甘っちょろい気持ちで来て欲しくない気持ちもある。

考えたことや、調べたことが間違っていても一向に構わない。

自分だって20歳くらいの頃を思い出してみると、
根拠のない自信もあったし、思っていたことと現実は全然違っていた。
でも今、なんとかかんとか仕事をしていられるのは、
つねに「受け身」ではなかったという自負はある。
考えて、行動して、人の意見やアドバイスを聞いて、お叱りも受ける。

こんな私だってそうなのだから、
ましてやマスコミ業界という熱い想いがなきゃやってらんない業界に進もうとする人達は、

「なんか~ちっと興味があったんで~」

なんていうのは論外なのだ。

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