過去1年間の求職者と求人企業を振り返ったら

2018年8月27日

困った求職者

過去1年間の登録者(求職者)とクライアント(求人企業)を、定期的に振り返ることがあります。

新年度や会社の決算のタイミングで行うことが多いのですが、ちょうど今そんな時期に来ています。

どんなことを振り返るかと言うと、、、

・求人の紹介が出来ていない登録者は?
・入社後の状況はどうなっているのか?
・相談されていた悩み等は解決したのか?
・企業の求職状況について確認

などなど。

どちらかというと、登録者(求職者)の状況を振り返ることがメインとなっています。

1年を振り返ると、本当に様々な登録者やクライアントとの出会いがありました。

困った登録者

1年に何100人もの登録者がいれば色々な方がいます。

ほとんどの登録者が真剣に相談してくれる積極的な方ばかりなのですが、中には困ってしまう方もいます。

■定番のバックレ

某番組制作会社に入社したADのMさんは、たった1日勤務しただけでいなくなってしまいました。

都内で一人暮らしをしていたMさんですが、実家の連絡先が書かれた入社書類を回収する前にバックレてしまったのです。

連絡の取りようもなかったのですが、ある時Mさんから1通のメールが来たことで変な心配をせずに済みました。

■勝手に応募

キャリアトレインが情報を提供した企業に、直接応募してしまった登録者がいました。

登録面談でエントリーの意思を確認したので、企業にこの方をエントリーしたところ、、、

企業「○○さんから昨日応募がありましたよ」

登録面談後にすぐ応募したようなのですが、理由を聞いたら意味不明。

登録者「直接応募した方が通るかと思って」

この意味を深く知ろうとは思いませんが、ちょっと想像すると結構傷つきました、、、

■再応募不可

ほとんどの企業が、一定期間の再応募を受けつけていません。

1度落ちてしまった企業に再度応募したい気持ちはわかるのですが、企業からは絶対NGとされています。

そう説明した上で、応募歴を確認するのですが、嘘をつかれてしまうと知りようがありません。

企業にエントリーした段階で、「この方は以前応募がありまして」と企業から困惑の回答が来るというわけです。

困ったクライアント

「こんな人材を紹介して欲しい」と企業から依頼を受けて、人材紹介会社は大事な登録者を紹介します。

だからこそ求人企業との信頼関係なくしては成立しないのですが、新規のクライアントとはお互いに探り探りになってしまうこともあります。

そのような状況で、こんな困った新規のクライアントがいました。

■人材紹介会社を否定

正式に依頼を受けて人材を紹介したのに、登録者を前に人材紹介会社の存在そのものを否定されてしまいました。

人材紹介のシステムについては、社長と人事担当者とは話していたのですが、面接に登場した現場責任者の方は理解が浅く、面接で登録者にこんなことを言いました。

「人材紹介会社に頼っているようじゃダメだよ」

どんな風に理解しているか知りませんが、人材紹介会社を利用して転職活動を行うのは最も多い手段となっています。

引用:≪求職活動にあたり利用している方法≫厚労省

求職活動にあたり利用している方法

また、求人企業の人材紹介会社利用も効率の良い採用手段として重宝されています。

引用:≪民間職業紹介事業者を利用する理由≫厚労省

民間職業紹介事業者を利用する理由

■連絡が取れない

いち企業の方と連絡が取れなくなるなんてビックリです。

求人広告の作成依頼を受けたので、某番組制作会社に取材に行きました。

原稿作成後、チェックしてもらおうと連絡を取るも、うんともすんとも。

担当はプロデューサーの女性だったのですが、メール・携帯・会社に電話、すべてノーリアクション。

このプロデューサー以外の方に事情を説明しようもお話しにならず、結局泣き寝入りです。

事情があって掲載しないなら一言言ってくれたら良いのに、、、

働き方改革

上記のようなクライアントや登録者は本当にホンノ一部の方です。

クライアントは人材獲得に真剣で真摯に向き合ってくれますし、登録者もだって同じです。

数年前には頻繁にあった、登録面談や企業面接のバックレもこの1年はありませんでした。

クライアントもただ人数集めに採用するのではなく、入社後の教育やキャリアプランについてより真剣に考えるようになりました。

働き方が見直されている今、求職者も求人企業も意識が明らかに変わってきたと感じています。

ここからの1年もそんな皆さんとの出会いを大切に、求職・求人のお手伝いが出来れば嬉しいです。

≪石川かおり≫

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