登録拒否!転職エージェントをキレさせた求職者

2017年3月8日

怒る

先日のキャリアトレイン転職サポート面談で、登録をお断りするという事件(!?)が起こりました。

登録をお断りしたのは26歳(男性)求職者。ここではAさんとします。

せっかくお越しいただいたので、最後まで誠意をもって対応しようとしましたが、ダメでした・・・。

思えば、来社前のメールのやり取りから私の頭の中で「?」が浮かんでいました。

「面談に持参するものはありますか?」「御社はどちらにあるんですか?」」

とっくにメールで説明しているのですが、まったく読んでいないようです。

さらに、面談当日にはこんな電話がかかってきました・・・。

「赤坂駅に着いたんですけど」

私は思わず「で?」と言いそうになりました。

Aさんは赤坂駅からキャリアトレインまでの道順をまったく調べていないのです。

まぁ、これもまた調べるまでもなく、メールでしつこいほど説明しているのですけどね・・・。

しかし、私が登録をお断りしたのはこんなことが原因ではありません。

何でもいいから求人を紹介して欲しい

そんなこんなで面談はスタートしました。

Aさんは「クリエイティブ業界」か「一般企業」か、どちらに志望すればよいのか悩んでいるとのこと。

この悩みはAさん以外の方からもよく聞くのですが、「クリエイティブ業界に興味はあるけれど、自分に何かあるわけでもないし」と自信が持てない方が多い印象です。

一般企業であれば、広い業種・職種の中から見つけ出せる気がするのですが、クリエイティブ業界は職種を選んでというよりも、なりたい(やりたい)ものに一直線に進む必要があります。

そこまでの意思やクリエイティブ業界で何がやりたいということがないと迷いの原因になります。

だからAさんの悩みを受け止めようとしたのですが・・・。

Aさん曰く、「一般企業は何か安定するじゃないですか~」

だそうです。

では、クリエイティブ業界の何に興味があるのかを聞くと・・・。

私「テレビ番組の制作職は?」

Aさん「ADっすよね?テレビ好きじゃないんで」

私「イベント企画制作は?」

Aさん「音楽が好きなんで、コンサートとかライブとかならいいですね。それ以外は興味ないです」

Aさん「そう、レコード会社とかがいいなって思うんですけど」

私「営業、制作、アーティストマネージメント、宣伝・・・」

Aさんは、レコード会社での職種を全部嫌だという結論になりました。

極めつけは、、、

Aさん「博報堂の求人とかないんすか?」

ちなみにAさんは飲食店のアルバイト経験しかありません。

私が言いよどんでいると、、、

Aさん「ちなみに博報堂って何してる会社なんですか?」

・・・。

キャリアトレインはマスコミ業界専門の転職エージェントであることは、転職サポートに応募される方ならばご理解いただいているかと思います。

テレビ・芸能・イベントなどの業界に目的意識を持っている応募者がだいたい7割~8割くらい。

その他の応募者は、「やりたいことが明確ではないものの、好きなジャンルなので出来れば仕事にしたい」と前向きな方達です。

Aさんのように、マスコミ業界に目的意識もなければ、興味もない(むしろ嫌い)というのも珍しい。。。

転職サポート面談で初ギレ

真剣に転職に向き合っている求職者と話をする時間が惜しい。

早くこの面談を切り上げようと決めた私は、「一般企業受ければ?」と投げやりになりました。

一般企業でも難しいでしょうが、私は深く考えることを放棄しました。

すると、、、

Aさん「でもやっぱりレコード会社でなんかないんすかね?」

私「ないわ!」「さっきレコード会社で何もしたくないって結論がでたやろ!」

一応“心の中で”半ギレです。

このあと、私は本ギレすることになります。

Aさん「でも悩んでることがあって、、、社会人経験が2年以上ないと転職出来ないじゃないですか?」

私「そんな会社ばかりじゃないですけど」

Aさん「でもいっか、職歴なんかごまかしちゃえばいいんだし」

私「・・・(イラ)」

Aさん「なんか紹介してくれないんすか?」

私「・・・(イライラ)」

Aさん「大変な仕事でもいいっすよ、嫌だと思ったらばっくれちゃうんで」

私は、これまで面談にお越しいただいた求職者の皆さんに如何に恵まれていたかを実感しました。

そしてAさんと話していて、改めてキャリアトレインの基本線を思い出しました。

キャリアトレインは、何でもいいから求人紹介してという方と就業意識の低い方のお役には立てません。

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《石川かおり》

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